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平成29年度男子U22日本代表チーム 第3次スプリングキャンプを終え韓国遠征へ出発
2018年3月9日
ポジションアップし積極性が増す増田 啓介選手(筑波大学 2年)
「3Pシュートを狙っていきたい」とプレイの幅を広げる岡田 侑大選手(拓殖大学 1年)
平成29年度バスケットボール男子U22日本代表チームは、3月5日(月)から行なっていた第3次スプリングキャンプを終え、本日3月9日(金)より韓国遠征へ出発。5月に予定されている「第41回李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会」の前哨戦となるU23韓国代表チーム戦を皮切りに、韓国プロリーグKBLチームや大学生と計5試合を行いながら実戦形式の強化を図ります。
将来を見据えてサイズアップ、ポジションアップに取り組み始めた男子U22日本代表チーム。2mを越えるビッグマンはいませんが、平均身長191.7cmと同じような身長の選手を揃えました。新たな試みに対し、「厳しい戦いになるとは思いますが、ポジションアップしたことで選手たちのプレイの幅が広がってくれることに期待しています」と比嘉 靖ヘッドコーチは失敗を恐れず、積極的に挑む韓国遠征となります。
「慣れていないので動きは難しいですが、積極的にチャレンジしていきたいです」と言うのは、4番(パワーフォワード)から3番(フォワード)にポジションアップした増田 啓介選手(筑波大学 2年)。アウトサイドシュートもある増田選手だけに、コンバートもスムーズにいくかと思われましたが、「動きが全然違います。西尾(吉弘)コーチには『ディフェンスが大事』と言われているので、まずはそこから頑張りたいです」と不安もある中でのチャレンジとなります。
これまでアンダーカテゴリーのFIBA大会への出場経験がない岡田 侑大選手(拓殖大学 1年)は、「(平岩)玄さんら1つ上の先輩たちは国際経験が豊富なので、しっかり合わせて自分の仕事ができるようにしていきたいです」と新たな一歩を踏み出します。サイズアップしたことで岡田選手もガードの役割に徹することができ、「自分が2番ポジションで起用されたときは積極的に3Pシュートを狙っていきたいです」と所属チームとは違う役割を担うことになります。得点力にも長けている岡田選手だけにオフェンスは心配ないですが、ディフェンスについては、「フィジカルも強いでしょうし、スイッチしたときに押し込まれてシュートをされてしまわないようにしっかり守っていけるようにしなければなりません」と課題と捉えていました。
体格差や身長差に対する違いを肌で感じながら課題を明確にするとともに、自信をつけるための韓国遠征でもあります。比嘉ヘッドコーチは、「アウトナンバーを作ることが大前提にあります。ディフェンスからファストブレイクを狙って3-2、2-1、1-0をしっかり作ってフィニッシュすることを第一です。ハーフコートオフェンスではしっかりスペーシングを取って、タフショットにならないためにも5人が連携をして動くということを大事にしています」と言うように、このチームのスタイルをコート上で表現できることを目指します。
■平成29年度バスケットボール男子U22日本代表チーム
日本代表候補選手 韓国遠征 メンバー表
【スタッフ】
ヘッドコーチ 比嘉 靖 (大阪体育大学)
アシスタントコーチ 網野 友雄 (白鷗大学)
アシスタントコーチ 西尾 吉弘 (大東文化大学)
アスレチックトレーナー 一柳 武男 (JBA)
マネージャー 齊藤 尋太郎 (東海大学)
マネージャー 佐々木 美蘭 (大東文化大学)
【選手】
熊谷 航 (大東文化大学 3年/172cm)
玉木 祥護 (筑波大学 3年/195cm)
ナナー ダニエル弾 (青山学院大学 2年/197cm)
中村 太地 (法政大学 2年/190cm)
星野 曹樹 (白鷗大学 2年/193cm)
平岩 玄 (東海大学 2年/199cm)
牧 隼利 (筑波大学 2年/187cm)
増田 啓介 (筑波大学 2年/191cm)
吉井 裕鷹 (大阪学院大学 1年/195cm)
津屋 一球 (東海大学 1年/188cm)
岡田 侑大 (拓殖大学 1年/188cm)
西野 曜 (専修大学 1年/196cm)
赤穂 雷太 (青山学院大学 1年/197cm)
西田 優大 (東海大学 1年/189cm)
井上 宗一郎 (福岡大学附属大濠高校 3年/200cm)
※所属は2018年2月28日現在