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U-24ユニバ男子日本代表合宿開始
2009年6月7日
男子日本代表と入れ替わるように合宿が始まったU-24ユニバ男子日本代表。7/1からセルビア・ベオグラードで開催される第25回ユニバーシアード競技大会へ向け、すでに12名に絞られた代表を指揮する陸川 章ヘッドコーチにお話を伺いました。
[Q]U-24ユニバ男子日本代表の近況を教えてください。
陸川HC:1ヶ月振りに集まりましたが、学生は関東トーナメント戦がありましたし、JBL組も各チームの練習が始まっており、コンディション的にはさほど悪いとは思っていません。これから我々がユニバに向けて準備しなければいけないことをしっかりとやっていきます。今週はファンダメンタルをしっかり練習し、キツい中で戦いきる、やりきる部分をもう一回作りたいと思っています。
[Q]ユニバまで1ヶ月を切りましたが、この合宿での目標やコンセプトは何でしょうか?
陸川HC:まずは我々の良さであるトランディションオフェンスやドライブを切っていく力を全面的に出していきたいです。例えば、ヨーロッパのチームはディフェンス時にスイッチしてきますので、それに対する対応を徹底しているところです。課題であるリバウンドは全員で行くことを意識付けしています。あとは、フルコートディフェンス。フルコートに渡ってのディフェンスは、5人で戦えるわけではありませんので、全員バスケットで目標を達成したいと思っています。
[Q]ホッブスHCと同じようにリバウンドとディフェンスを強調されていましたが、ホッブスHCの掲げる理念「スキル」「ハードワーカー」「チームワーク」をこのユニバ代表でも一貫されているのでしょうか?
陸川HC:そうですね。2月にはホッブスHCに指導していただいてますし、当然、日本代表へと繋がっていくわけですから同じです。逆に言うと、日本人の特性を考えるとホッブスHCが掲げている部分を強化していかないといけません。ですから、強い部分をもっと磨いて勝負したいですね。
[Q]ユニバ代表のキーマンを挙げていただけますか?
陸川HC:阿部(友和/レラカムイ北海道)、廣瀬(健太/パナソニックトライアンズ)が、JBLで経験した質の高いバスケットを見せてくれており、今シーズンからJBLに入る選手や学生らがどれだけ自分の中に取り入れるかに期待しています。とはいえ、全員ですね。全員バスケットでしか勝てないと思っていますので、キーマンというよりもチームとしてどれだけ戦えるかが重要になってきます。
[Q]いよいよ東アジア選手権が始まりますが、日本代表へエールをお願いします。
陸川HC:ベテランから若手までいるメンバーであり、それぞれ持っているものがあって選ばれているわけですから、それを出し切ってもらいたいです。やっぱり、この大会を勝ち上がらないと次へつながらないので、今がんばっているユニバ代表の選手たちや日本の子供たちのためにも、夢を切り開いていってもらいたいと思います。