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平成29年度男子U22日本代表チーム 第1次スプリングキャンプ 開催報告 | 一覧へ | FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2) 初勝利を賭けたチャイニーズ・タイペイとの決戦 |
FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2) 日本は69-70でチャイニーズ・タイペイを敗れ、グループB最下位に転落
2018年2月23日
3Pシュート8本、26点を挙げた#3辻 直人選手(川崎ブレイブサンダース)の活躍も勝利に結びつかず
気合いでルーズボールに飛び込む#7篠山 竜青選手(川崎ブレイブサンダース)
「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)」(以下、FIBAワールドカップアジア予選)が、2月22日より世界各国でスタート。横浜国際プールにチャイニーズ・タイペイを迎えたホームゲームは超満員(5,021名)の大声援を受けながらも、「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームはその期待に応えられず、69-70でチャイニーズ・タイペイに敗れて3連敗を喫しました。
先に行われたオーストラリアvsフィリピン戦は84-68でオーストラリアが3連勝で首位。フィリピンが2勝1敗、続いて1勝2敗のチャイニーズ・タイペイ、そして未だ勝ち星のない日本が最下位に転落し、予選突破はさらに厳しい状況となりました。
キャプテンの#7篠山 竜青選手(川崎ブレイブサンダース)は、「ノーマークは作れていましたが、試合の出だしになかなかシュートが入りませんでした。入らないときこそ気持ちを切り替えて、ディフェンスのインテンシティ(強度)を高めてリズムを変えなければいけません。しかしこの試合は、その部分がチーム全体として徹底できていませんでした」と敗因を挙げます。チャイニーズ・タイペイの59本(26本成功/FG44.1%)に対し、日本は70本も試投しながら26本(FG37.1%)しか決めらなかったことが悔やまれます。
シュートは水物であり、小さな日本はやはりディフェンスから流れを掴まなければなりません。しかし、「少し流れの悪い中で焦ってしまい、ディフェンスでのインテンシティが下がる時間帯がありました。オフェンスの方に気が回りすぎて慌てたことで得点が取れず、ディフェンスでもしっかり締め切れず、逆に相手に激しく押し込まれながらリバウンドを取れず、フリースローを与えてしまいました。もったいない失点が多かったです」と#51古川 孝敏選手(琉球ゴールデンキングス)は敗因を挙げます。リードして折り返したにも関わらず、第3ピリオドに不用意なリバウンドからのセカンドショットが続き、逆転を許してしまいました。
そのような状況でも、1点差とどちらに転ぶか分からない接戦に持ち込めたのは、3Pシュートを61.45%と高確率で決めた#3辻 直人選手(川崎ブレイブサンダース)の活躍でした。6点を追いかけてスタートした第2ピリオド、#3辻選手が次々と3Pシュートを決め、早々に逆転に成功。アウトサイドシュートが当たり始めたことでディフェンスが広がり、その隙を突いて#35アイラ・ブラウン選手(琉球ゴールデンキングス)や#43永吉 佑也選手(京都ハンナリーズ)がインサイドから得点を挙げ、35-29と良い形でリードをして前半を折り返すことができました。最終的に#3辻選手は8本の3Pシュートを決め、26点のゲームハイ。「相手のビッグマンのディフェンスが、こちらのピック&ロールに対してあまり対応し切れていなかったので、そこをうまく攻めることができました」が、勝利には結びつけられなかったのは残念です。
シュートが入らなかったこと、リバウンドを取りきれなかったこと、そしてディフェンスのインテンシティが足りなかったことは技術なのか、メンタルなのか、その両方なのかは選手自身が分かっているはずです。「選手たちはベストを尽くしてくれました」とフリオ・ラマスヘッドコーチは労い、「勝つか負けるかはこだわりを持って戦うことが必要であり、その差を分けるのは良いプレイか悪いプレイしかありません」とこの悔しい敗戦から学び、這い上がるしかありません。
落ち込んでいる暇もなく、「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームは次の試合へ向けてフィリピンへと旅立ちます。
#3辻選手は、「それぞれ個々の持ち味が出し切れなかったと思います。所属チームで活躍しているような、いつものプレイを出せばもっとできるし、その力を持った選手たちです。日本代表だからといってプレイスタイルを変える必要はないです」と感じており、力を出し切れば勝利を引き寄せることは間違いありいません。Window1のホームゲームでは71-77で敗れており、敵地でのリベンジに挑むとともに、勝利しなければならない正念場を迎えます。日本vsフィリピン戦は、2月25日(日) 20:30(現地時間 19:30)よりティップオフ。
フィリピン戦も、「フジテレビNEXT」にて、日本時間20:20より生中継されます。
また、「BSフジ」でも21:55~23:55で放送されるほか、「DAZN」で20:30より、「スポナビライブ」で20:15よりインターネットLIVE動画配信も行われます。