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第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選 大会第4日目終了

2011年9月20日

 第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選は4日目を迎え、決勝トーナメント進出を決める争いが始まりました。

 予選ラウンドをグループC1位で通過したハヤブサジャパン 男子日本代表チームは、グループD3位のアラブ首長国連邦と対戦。先発メンバーは#9川村、#10竹内(公)、#11網野、#12広瀬、#13正中でゲームスタート。立ち上がり、日本は#12広瀬のファストブレイクや#11網野の3Pシュートなどで得点を挙げ、開始5分で15-4とリードする。しかしその後、ミスが続くと、アウトサイドシュートも精度を欠き、15-9と詰め寄られる。第2ピリオドに入ると、高さで有利に立つ日本が粘り強いディフェンスからリバウンドを支配し、早い展開でシュートチャンスをつくって次々と得点を挙げていく。#9川村、#7石崎の3Pシュート、最後は#13正中のブザービーターと、このピリオドだけで3Pシュート6本を含む41点を挙げ、56-26で前半終了。

 後半に入ると、日本はアラブ首長国連邦にフリースロー、さらには#5AL BRIKIにスティールからダンクシュートを連続で許し、失点が続く。しかしその後、#11網野の3Pシュートやジャンプシュートで立て直し、次々とシュートを沈めていく。盤石な試合運びを見せ、終わってみれば全員出場、全員得点を挙げ、101-61と40点差をつけて快勝。

 記者会見に登壇した#11網野 友雄選手は、「2次ラウンドは決勝トーナメントにつながる大事な戦いですので、この試合にきっちりと勝てて良かったです。チーム全員が出場し、プレイタイムを分けることができたので、自分も含めて調子を取り戻せる選手がおり、良い試合になりました。フィリピン戦は決勝トーナメントをより良い対戦カードで上がるためにも勝ちたい試合です。フィリピンは12人全員が揃いましたので、きちんと対応できるように気持ちを強く持って挑みたいです」と語ったとおり、3Pシュート3本を含むチームハイの17得点を挙げ、調子は上向きです。また、本日のフィリピンvsヨルダン戦より、選手登録の不備で試合に出られなかった#13WILLIAMS選手、#14LASSITER選手が登録を済ませ、コートに立ちました。

 「この試合を取りこぼしたり流れが悪い雰囲気で終わるようなことがあれば、明日のフィリピン戦、その次の中国戦にも悪い影響を及ぼすと思っていたので、しっかりとした勝ち方ができて良かったです。4連勝と良い流れてきており、チームの雰囲気も良いので、このまま良いプレイをして、まずは明日の試合に勝って準々決勝での良い位置を確保したいです」と試合後に語るのは、先発出場を果たした#12広瀬健太選手。

 4連勝を挙げたハヤブサジャパンは、明日の試合で没収試合等勝敗がつかない状況にならない限り、決勝トーナメント進出が決定。
 本日、9月20日(火)19:00(現地時間18:00)より、2次ラウンド第2戦をフィリピンと対戦します。この試合に勝ち、2次ラウンドで4勝目(予選ラウンドでの2勝を持ち越すため)を挙げると、日本の2位以上が確定します。

 なお、大会4日目に行われたその他の試合結果は以下のとおりです。

[2次ラウンド:グループE]
マレーシア ● 36-121 ○ イラン
レバノン ● 58-60 ○ チャイニーズ・タイペイ
韓国 ○ 106-57 ● ウズベキスタン

[2次ラウンド:グループF]
ヨルダン ● 64-72 ○ フィリピン
シリア ● 71-90 ○ 中国

[13-16位決定戦]
インドネシア ○ 85-62 ● バーレーン
インド ○ 20-0 ● カタール
※カタールは選手登録の不備が解消されず7人しかコートに立てず、予選ラウンド最終戦で怪我人が出て4人しかプレイできる選手がいなくなったため棄権となり、インドが不戦勝。
この結果、15位バーレーン、16位カタールが確定。