ニュース
平成29年度女子U16日本代表チーム 第5次強化合宿を終え、「FIBA U16女子Asian選手権大会2017」へ向けて本日出発
2017年10月19日
ポイントガードの池松 美波選手(聖カタリナ学園高校 1年)
チームを盛り上げる林 未紗キャプテン(県立足羽高校 2年)
平成29年度バスケットボール女子U16日本代表チームは、10月17日(火)・18日(水)の2日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて第5次強化合宿を実施しました。
いよいよ今週末、10月22日(日)から開幕する「FIBA U16女子Asian選手権大会2017」へ向け、今朝、インド・バンガロールへと出発しました。
この国内最終強化合宿で開いたチームミーティングで、一番高い目標である「優勝」を掲げた選手たち。林 未紗キャプテン(県立足羽高校 2年)は、「女子日本代表が優勝し、女子ユニバーシアード日本代表や女子U19日本代表もそれぞれ良い結果を残しています。私たちもそれに続きたいですし、やるからには優勝を目指してやらなければいけません」と意気込みを語っています。
開催地であるインド・バンガロールは、今年7月に「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームがアジアチャンピオン3連覇を成し遂げた縁起の良い場所。萩原 美樹子ヘッドコーチは選手たちに、「プレッシャーを感じすぎるのはよくない。それを良いプレッシャーに変えて、全員で優勝を目指そう」とモチベーションを高めていました。
予選ラウンドにおいて、グループBの日本はタイ、香港、中国の順番で対戦します。予選ラウンドは決勝トーナメントに向けた順位を決めるための試合であり、4位になっても大会は続きます。決勝ラウンド初戦の準々決勝では、グループAのオーストラリア、韓国、チャイニーズ・タイペイ、ニュージーランドのいずれかと対戦するため、少しでも上位で上げる必要があります。
この組合せに対し、「グループAに強豪チームが固まってくれたので、準々決勝までしっかりスカウティングできるのは大きいです」という印象を受けた萩原ヘッドコーチ。上位4チームに入り、2018年にベラルーシで開催される「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2018」の出場権獲得が最初のミッションになります。そのためにも「大事なのは準々決勝です。その試合を落とさないように、しっかりと予選リーグを戦っていかなければなりません」と気を引き締めて臨みます。
今年3月に行なったカナダ遠征以来の国際試合に臨む選手たち。予選ラウンドで対戦する中国は、平均181cmのオーストラリアよりも2cm高い、平均183cmで今大会最高身長を誇ります。3戦目に当たる中国戦へ向けて、体の大きさや当たりの強さに慣れておきたいところでしたが、タイは平均170cm、香港は一番低い平均168cmであり、日本の171.5cmと遜色ない相手との戦いが続きます。「チーム内での5on5は小さいですが、相手は大きいことを全員がイメージしながらボックスアウトやディフェンスなど泥臭い部分を練習で意識しながらやってきましたし、絶対に試合でも出せると思っています」と、力強い林キャプテンの言葉が、この不安を払拭させてくれました。
チームとしての調子は「上がってきています」と言うのは、ポイントガードの池松 美波選手(聖カタリナ学園高校 1年)。足りない部分として、「チーム全体で盛り上げていくことがまだできていないところ」を挙げており、今年の女子U16日本代表チームは少しおとなしいところが心配されます。林キャプテンも、「ちょっとシャイな部分があって、ワイワイ盛り上がるようなチームではないです」と同意見。しかし、これから異国の地での共同生活により、あっという間に雰囲気が良くなっていくのは、これまでのチームで立証済みです。林キャプテンは、「自分が中心となって盛り上げる立場にならないといけないです。しっかり意識して、声を出したり、指示をするようにしています」と話しており、大会までに最高のチームとなって初戦を迎えられるよう、すでに取り組んでいます。
女子U16日本代表チームの初戦は、10月22日(日) 21:15(現地時間 17:45)よりタイと対戦。今大会はFIBA公式YouTubeにてライブ配信される予定です。
ぜひ、初の国際大会に挑む女子U16日本代表チームの勇姿をご覧いただき、ご声援をよろしくお願いいたします。