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日本代表の新ユニホーム発表、テーマは「TSUBASA」
2011年4月14日
日本代表チームは日本代表オフィシャルサプライヤーである株式会社アシックス様より、この度、ロンドンオリンピックを目指す日本代表のパフォーマンスを引き出す機能と士気を高めるデザイン性を兼ね備えた、新ユニホームを作っていただきました。
登壇した樋口隆之専務理事より株式会社アシックス様への感謝の言葉を述べ、開発をご担当された株式会社アシックス 高倉正敏様、デザイナーの岩谷俊和様よりご説明いただきました新ユニホームについての説明をご紹介いたします。
■株式会社アシックス アスレチック開発部 部長 高倉 正敏様
「ロンドンオリンピック出場を願い、選手たちのパフォーマンスを高めることができないかと悩みました。バスケットボールのユニホームがルーズフィットであるため、パフォーマンスを高めるための部分的に筋肉をストレッチをもって引き締めることができず、アウターとインナーの2点で開発を進めました。インナーにはコアバランスタイツを採用しました。開発時の被験者によるテストで平均約7mmのジャンプ力アップした結果が出ました。アウターとなるユニホームは、従来ニット素材をメインに使用してきましたが、今回は浮薄素材を使用しました。脇の部分にはメッシュ素材を使用し、スピードアップを図るために軽量化したいというのが大きなポイントでした。前回のモデルよりも約10%、2005年モデルに比べると約38%の軽量化に成功しました(重量はシャツ・パンツ合わせて281g)。オリンピックに向けての熱さ対策やストレッチ素材による動きを妨げない作りにしています。これまでの浮薄素材とは違い“ドライプレミアム”という素材はストレッチ性を高め、吸水率を大幅に向上させています。新素材を使っていただき、スピード、クイックネス、スタミナを向上し、ロンドンオリンピックへぜひ出場していただきたいと思って、このユニホームを完成させました」
○デザインについて
デザインテーマ:「TSUBASA(ツバサ)」
高倉氏 日本代表選手が実力を発揮し、世界の舞台で羽ばたいてほしいとの期待を込め、大空を自由に駆け巡る翼をイメージしたデザインを大きく、力強く全身に描いています。身頃の両脇と、パンツの脇からでん部を囲うようにゴールドのプリントであしらい、存在感のある印象に仕上げています。
○機能特徴について
高倉氏 今回のユニホームは、選手の要望に応え、動きやすいすっきりとしたシルエットにしています。運動時における皮膚や関節の形状変化を分析し、ウエアが引きつれやすい部分に伸縮性の高い生地を配した当社独自の機能「プロフィットテクノロジー」をゲームシャツに搭載しています。多方向への移動や様々な体勢からシュートを放つバスケットボール特有の動きを考慮して、シャツの脇から裾にかけて伸縮性の高いメッシュを配しており、選手の動きをサポートします。
素材は、薄くて軽いクロス素材「ドライプレミアム」を採用しています。吸汗速乾性に優れており、不快なべとつきや濡れ戻りを抑えます。
前回の当社製日本代表ユニホームより10%軽くなっています。
○インナーパンツについて
高倉氏 試合用ユニホームの下に着用するインナーパンツ「TIコアバランスインナーパンツ」もあわせて提供します。
当社スポーツ工学研究所で運動時における骨盤の役割を研究・分析したコアバランステクノロジーを応用し、骨盤まわりに高弾性ベルト(コアバランスベルト)を搭載しています。これにより、骨盤を直立、安定させ、骨盤まわりの筋肉の活動が促進され、ダッシュ時の前へ推進力やジャンプ力を高めるといったパフォーマンスアップが期待できます。
■デザイナー 岩谷 俊和様
「ユニホームデザインにおいて機能性を最重要とまず考え、そこにデザイン性を加えることを目指しました。装飾的な金の翼を効果的にモチーフにあしらうことにより、機能性とデザイン性が融合した日本代表にふさわしいデザインを目指しました。これを着た日本代表選手、そしてそれを見た人たちの気分が少しでも上がってくれればうれしいと思っています」
○岩谷氏について
高倉氏 アシックス社は平成21年4月1日から、ファッションデザイナーとして活躍する岩谷俊和氏と契約しています。岩谷氏は、アシックスブランドでの競技分野の一部トップモデルのデザインとともに、オニツカタイガーブランドで展開しているスポーツファッション分野のデザインを担当しています。独自の世界観や、潔いデザイン姿勢が国内外で評価されており、今後も活躍が期待されるデザイナーです。
引き続き男子日本代表候補 木下選手、竹内譲次選手、女子日本代表候補 大神選手、渡嘉敷選手が新ユニホームを初披露しました。
■木下 博之選手(パナソニックトライアンズ)
「上半身や特に肩周りが動かしやすいです」
■竹内 譲次選手(日立サンロッカーズ)
「すごく余分な部分がなく軽いというのが第一印象でした。アシックスさんのユニホームはすごく汗を吸ってくれますので、試合で僕たちの助けになってくれます」
■大神 雄子選手(JXサンフラワーズ)
「このユニホームを着て世界で活躍できるように一生懸命頑張ります。ぜひ皆さんにもレプリカを来て一緒に戦ってもらいたいと思います」
■渡嘉敷 来夢選手(JXサンフラワーズ)
「今までにない斬新なデザインでかっこいいです!」
今年度の日本代表チームは新たなユニホームを着用し、ロンドンオリンピック出場に向けて羽ばたきます!