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「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チーム 3連覇の偉業を達成したアジアチャンピオンが無事帰国
2017年8月1日
オーストラリア、ニュージーランドが加わった今大会で、史上初のアジア3連覇を達成した「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チーム
優勝報告記者会見で笑顔を見せる選手たち
インド・バンガロールで行われた「FIBA女子アジアカップ2017」にて、準決勝ではFIBAランキング10位の中国を、そして同4位のオーストラリアを決勝で見事に下し、アジア3連覇を達成した「AKATSUKI FIVE」バスケットボール女子日本代表チーム(同13位)が無事帰国。大きな優勝トロフィーとともに、トム・ホーバスヘッドコーチをはじめ、全選手が金メダルを首から提げて登壇した優勝報告会が都内で開催されました。
これまで3ヶ月半の強化期間においてアメリカ遠征やヨーロッパ遠征、そして国内でも全米大学チャンピオンのサウスカロライナ大学、オランダ代表を迎え、17試合を行い大会に向けて準備してきました。「大会では毎日違うタイプのチームと対戦し、毎日が新しいチャレンジです。しかし、様々なタイプのチームと練習試合を行って備してきたことで((今大会を勝ち抜く)答えがあったので、自信がありました」とホーバスヘッドコーチの計画通りに進み、見事にチャンピオンへと勝ち上がったわけです。
吉田キャプテンは、「これまでいろんな旅をしてきたが、最終目的地がアジアカップチャンピオン」という決勝戦前のミーティングでのホーバスヘッドコーチの言葉を紹介。「その言葉通り最終目的地に選手、スタッフ全員で到着することができました。この大会で優勝できたことでスタートラインに立てたと思っています。来年はFIBA女子ワールドカップ(スペイン)、再来年にはオリンピック予選があり、そして東京オリンピックへとつながっていきます。バスケットをさらに盛り上げ、メジャースポーツにするために結果を残しながら前に進んでいきたいです。大会期間中はたくさんのご声援、本当にありがとうございました」と吉田選手は報告とお礼の言葉を述べました。
全員で勝ち取った優勝であり、『チーム力』で上回っていたことをみんなが強調しています。その結果が、アシストランキングに顕著に出ていることをホーバスヘッドコーチは挙げました。
< b>「平均24アシストし、8チーム中、ターンオーバーは一番少なかったです(67本/平均11.2本)。アシストリーダーは1位:藤岡(麻菜美/平均8.2本)、2位:吉田(亜沙美/平均6.0本)、3位:町田(瑠唯/平均5.2本)が並びましたが、1チームから3人もトップにいるのは見たことがありません。それがチーム力です。強いチームになったからこそ優勝できました」
日本代表に初選出され、今大会のシンデレラとしてチームを勢いづけてくれたのが、アシスト王の#1藤岡 麻菜美選手であり、決勝戦で7本の3Pシュートを決めた#7水島 沙紀選手です。残念ながら足の負傷により、準決勝以降はコートに立てなかった#12吉田 亜沙美キャプテンの代わりに、先発ポイントガードを任されたのが#1藤岡選手でした。「リュウさん(吉田選手)が怪我で出られないとなったときに、『何でもフォローする』と言ってくれたことが背中を押してくれて、思い切ってプレイできました」と言うとおり、ここでもチーム力の強さということがうかがえます。
#7水島選手は、「決勝の前半も調子が悪く、後半に使ってもらえるか心配していました。トムさんが最後まで信用して起用してくださり、チームのみんなの支えがあって安心して、自信を持ってシュートを打つことができました。あんなに3Pシュートが入ったのは初めてのことです」と振り返り、自信につながる大会となりました。
まだまだ会見での受け答えに慣れない若い選手たちに、ツッコミを入れる#12吉田キャプテンが笑いを誘いましたが、#8髙田 真希選手が音頭を取って、決勝戦で他の選手たちが腕に『#12』と書いてともに戦ったエピソードを紹介すると、涙で言葉を詰まらせ、感動を呼びました。そんなチームワークの良い「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームの優勝報告記者会見の模様は下記SNSより全編動画配信されています。
配信媒体:
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「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームの今年度の戦いは終わり、選手たちはそれぞれ所属チームに戻りました。激しい戦いの疲れを癒やすとともに、10月7日(土)・8日(日)から開幕する第19回Wリーグに向けた準備が始まります。世界レベルの戦いをぜひ、国内でもご堪能ください。
唯一、アジアベスト5に選出された#1藤岡 麻菜美選手だけはもう一度、日の丸を付けて世界に挑む戦いが待っています。前回大会で世界4位に導いた立役者の一人である藤岡選手は、8月20日より台北市で開催されるユニバーシアード女子日本代表チームに選出されました。ユニバーシアードの前哨戦となる「バスケットボール女子U24 4ヵ国対抗2017」が、来週末、8月12日(土)より片柳アリーナ(日本工学院専門学校/東京都大田区)にて開催します。前回大会優勝、4連覇中のアメリカ、同じく準優勝のカナダ、そしてFIBA女子アジアカップでのライバルとなったオーストラリアの強豪3カ国を迎えたリーグ戦が繰り広げられます。
ローソンチケットなどですでに前売チケットは発売中です。ぜひ、世界トップレベルの戦いをお見逃しなく!
アジアチャンピオンの座を守り抜いた女子日本代表チームの次は、東京オリンピック出場へ向けて、一歩一歩前に進まなければならない「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームの出番です。昨日7月31日に女子日本代表と入れ替わるように日本を発ち、スペイン遠征が始まりました。強豪のベネズエラと対戦しながら強化し、8月8日(火)よりレバノン・ベイルートにて開幕する「FIBAアジアカップ」での上位進出を目指します。
#24田中 大貴選手は「女子が良い結果を出したので、次は男子の番だと思っています」と言い、#2富樫 勇樹選手も「女子が優勝したので、それに続いて良い成績を求めていきたいです」と刺激を受け、意気込みを語っていました。引き続き、「AKATSUKI FIVE」へのご声援をよろしくお願い致します。