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平成28年度男子U-19日本代表チーム 第6次強化合宿 開催報告
2017年3月26日
声を出してチームを活気づける杉本 天昇選手(土浦日本大学高校 3年)
アメリカから帰国し、パワフルなプレイを見せるシェーファー アヴィ幸樹選手(ブリュースターアカデミー)
平成28年度バスケットボール男子U-19日本代表チームは、3月21日(火~25日(土)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて第6次強化合宿を実施しました。
今年、7月1日にエジプト・カイロで開幕する「FIBA U-19バスケットボールワールドカップ2017」まで、今合宿期間中に100日を切りました。
午前中はディフェンスを中心として練習を行い、午後は大学生に胸を借りながら実戦の中で練習の成果を試しています。
「これまではコミュニケーションに問題がありましたが、この合宿中に選手たちから率先して声が出るようになり、チームとしても大きく向上しました」と成長を実感するトーステン・ロイブル ヘッドコーチ。コミュニケーションが取れるようになったことでチームワークが増し、プレイの精度が高まっています。
「自分の性格上、黙っていても持ち味を出すことができません。コートの中でも外でも一番声を出せばチームは盛り上がるし、自分の良さも出せると思いました」と言う杉本 天昇選手(土浦日本大学高校 3年)は、チームを活気づけていた一人です。前回合宿は体調を崩してしまって早退し、高校バスケを引退した後はコンディションもなかなか上がらず、本来の姿を見せられずにいました。「高校を卒業した次の日から大学の練習に参加し、走り込みや体作りを行なっているところです。今回は良いコンディションで合宿に臨めています」と話すように、杉本選手らしい動きが戻ってきました。その甲斐もあり、恒例の1on1大会では初優勝を飾っています。
プレップスクール(予備校)の全米大会での優勝を手土産に、シェーファー アヴィ幸樹選手(ブリュースターアカデミー)が帰国しました。シェーファー選手が通うブリュースターアカデミーは、「主力メンバーの全員がNCAAディビジョンIでもトップレベルの大学に進むほど、ものすごくレベルが高いチームでした。日々の練習だけでもレベルアップにつながっています」と話しており、一回り成長した姿を見せています。FIBA ASIA U-18選手権でともに戦った仲間たちと再会し、練習試合では先発を任され、久しぶりに十分なプレイタイムを与えられたことで楽しそうに練習に励んでいました。今後、アメリカでさらに上のレベルを目指すためには男子U-19日本代表メンバーに入り、世界のライバルを相手に戦うチャンスを掴まなければなりません。シーズンを終えたばかりでコンディションは良く、モチベーションを高く持って体を張ってアピールを続けています。
チームとしてまとまりを見せる男子U-19日本代表チーム。しかし、新たにハンター コート選手(横田高校 3年)が初招集されたように、まだまだ選考期間であり、競争は続きます。杉本選手も、「合宿を重ねる度に段々とチームになってきています。しかし、まだ選考中です。強い気持ちを持って12名に残るようにしなければなりません」と気を引き締めていました。新生活を迎えることで選手たちのコンディションは高まっており、大会へ向けてパフォーマンスを高めながら競争は激化していきます。
※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。