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平成28年度女子U-18日本代表チーム 国内最終合宿(第5次)を終え、アジア女王を目指す「第23回FIBA ASIA U-18女子バスケットボール選手権大会」は明日開幕

2016年11月12日

2mを相手にする188cmの梅沢 カディシャ樹奈選手(桜花学園高校 3年)

チームを引っ張るキャプテンの馬瓜 ステファニー選手(桜花学園高校 3年)

 平成28年度バスケットボール女子U-18日本代表チームは、11月9日(水)~10日(木)に味の素ナショナルトレーニングセンターで大会前最後となる第5次強化合宿を終え、すでに決戦の地、タイ・バンコクに到着。いよいよ明日、11月13日(日)より、「第23回FIBA ASIA U-18女子バスケットボール選手権大会」が開幕します。

 高橋 仁ヘッドコーチは、「何がなんでも優勝して、FIBA U-19世界選手権に出場しよう」と気合いを入れて、国内最終合宿がスタート。前回までの合宿で強化してきたアジアのライバルたちに打ち勝つためのフォーメーションを、反復練習しながら徹底させていきます。平均身長176.2cmは、今夏オリンピックに出場した女子日本代表の平均177.7cmと遜色なく、期待が高い大きなチームで挑みます。

 しかし対戦相手はさらに大きく、韓国のPARK Jisu選手は195cmあり、今年のFIBA女子オリンピック世界最終予選に出場し、世界のトップチームを相手に平均10.8リバウンドを奪った実力の持ち主。中国は200cmのLI Yueru選手と、さらに大きな205cmのHAN Xu選手がそびえ立ちます。HAN選手は今年7月に行われたFIBA U-17世界選手権にも出場し、平均15点、10.7リバウンドを上げ、大会ベスト5を受賞している強敵です。

 高校1年ながら、前回の第22回FIBA ASIA U-18女子バスケットボール選手権大会にも出場している188cmの梅沢 カディシャ樹奈選手(桜花学園高校 3年)は、「これまで2mの選手はいませんでした。2人もいるというのは脅威です」と警戒しています。大きな相手に対し、「ドライブは結構通用します。日本は小さいので、さらにディフェンスをがんばらなければいけません」とこれまでの経験を生かし、大きな相手にも怯まずに向かっていきます。

 「一人ひとりの能力は本当に高い選手たちなので、それを出し切ることができれば優勝できると思っています」と、頼もしいコメントを残してくれた馬瓜 ステファニー選手(桜花学園高校 3年)。チームのキャプテンを任されており、「試合中も声を出して、チームをまとめて引っ張っていけるように頑張ります」と抱負を語ってくれました。

 今年のインターハイ、国民体育大会を制した日本一の桜花学園高校からロスターの半分となる6人が選出されています。さらに、赤穂 ひまわり選手(昭和学院高校 3年)は、馬瓜選手、梅沢選手、赤木 里帆選手(桜花学園高校 3年)とともに、これまでもアンダーカテゴリーで世界と戦ってきました。今夏、髙原 春季選手(大阪薫英女学院高校 3年)、藤永 真悠子選手(開志国際高校 2年)、山本 麻衣選手(桜花学園高校 2年)は2016 FIBA U-17女子バスケットボール世界選手権大会を経験しており、世界選手権での経験を生かしていきたいところです。

 高身長選手が揃い、国際経験豊富な女子U-18日本代表チームは、2008年大会以来4大会ぶりの優勝を目指します。前回優勝の2008年大会は、リオデジャネイロオリンピック8位入賞の「アカツキファイブ」女子日本代表チームの渡嘉敷 来夢選手や間宮 佑圭選手らの世代で、オリンピックに続き、女子U-18日本代表チームも続きたいところ。
 今大会上位3チームには「2017 FIBA U-19女子バスケットボール世界選手権大会(2017年7月22日〜30日/イタリア開催)」の出場権が与えられます。仲が良く、笑顔が絶えない明るい女子U-18日本代表チームに、ご声援をよろしくお願いします。

※国内最終合宿の様子は、フォトギャラリーにてご覧ください。