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平成28年度男子日本代表チーム 8月13日(土)より開幕する「バスケットボール男子日本代表国際親善試合2016」へ向け強化合宿中
2016年8月10日
渡邊 雄太選手やジョージ・ワシントン大学の能力高い選手たちとのマッチアップを楽しみにしている日本のエース#6 比江島 慎選手
FIBAオリンピック世界最終予選での経験を継承しながらチームを引っ張る#10橋本 竜馬選手
今週末8月13日(土)に府民共済SUPERアリーナ(舞洲アリーナ)で行われる大阪大会を皮切りに、両国国技館(16日(火))および浜松アリーナ(19日(金))において、渡邊 雄太選手が所属するジョージ・ワシントン大学を迎え、「バスケットボール男子日本代表国際親善試合2016」を開催いたします。
アメリカNCAA1部のジョージ・ワシントン大学の昨シーズン戦績は23勝9敗。全米No.1を決めるNCAAトーナメントへの出場は逃しましたが、そこに行けなかった32チームの強豪校が集う全米招待トーナメント(NIT)に出場。上位校を破りながら勝ち上がり、ジョージ・ワシントン大学はニューヨークのマジソンスクエアガーデンで行われた決勝戦、バルパライソ大学を76-60で下して初優勝を飾っています。昨シーズンの中心選手だったパトリシオ・ガリーノ選手は今夏、NBAオーランド・マジックのサマーリーグに参加。さらに現在行われているリオデジャネイロオリンピックでは、アルゼンチン代表の先発メンバーとして活躍中。ガリーノ選手をはじめ、各ポジションの主力だった4年生は卒業しましたが、チームハイとなる平均16.8点を挙げた#34タイラー・カバノフ選手は健在。ロスター13人中8人が新たに加わり、渡邊 雄太選手が中心となる新チームのスタートを日本で迎えます。bjリーグでのプレイ経験を持つクリス・ホルム氏もアシスタントディレクターとして来日します。
203cmある渡邊選手ですが、さらに大きな選手を5人擁するジョージ・ワシントン大学。最高身長は208cmの2年生の#33コリン・ゴス選手と1年生#15コリン・スミス選手。新加入のスミス選手は高校時代に平均20得点、11リバウンドを記録している期待のルーキーです。大学チームとはいえ、NBA予備軍とも言えるNCAA1部で凌ぎを削っています。
プロ選手の参加が認められていなかった1992年バルセロナオリンピック以前、アメリカ代表は大学生が出場して世界チャンピオンに立っていました。当時は、日本にもNCAA1部チームが毎年のように来日し、日本代表と対戦しましたが歯が立たない試合ばかり。先日行われた「第38回男子ウィリアム・ジョーンズカップ」でも、カリフォルニア州立大学サクラメント校に男子日本代表チームは51-71で敗れており、大学生とはいえ一筋縄ではいきません。
今回の国際親善試合に臨む男子日本代表チームは、今後の成長やさらなる活躍が期待される中堅メンバーを中心に構成し、8月8日(月)より強化合宿がスタート。
長谷川 健志ヘッドコーチは、「ジョーンズカップメンバーが8人おり、それにFIBA世界オリンピック世界最終予選の出場メンバーや、その前に行なった中国遠征メンバーを合流させたチームです。年齢も若いですし、ジョーンズカップ同様に機動力を生かすことをベースに、これまでの課題を修正しながらさらに精度を高めて大会に臨みます」と、このチームについて説明しています。
FIBAオリンピック世界最終予選を経験した#10橋本 竜馬選手がキャプテンを任されました。「世界最終予選でヨーロッパのチームと本気の試合をし、それを経験した選手しか伝えられことがあります。あの時の気持ちを持って、今後も取り組み続けていくことがすごく大事であり、練習中から高い意識を持つことが重要です。状況を把握しながらチームを鼓舞して引っ張っていきたいです」と決意を表明しました。
橋本選手だけではなく、世界との真剣勝負を経験できた5人の選手たちがそれぞれリーダーシップを発揮し、世界最終予選で戦ったクォリティを追求しながら継承し、4年後の東京オリンピック出場へ向けて第一歩を踏み始めています。
練習中はハードにフィジカルコンタクトをし合い、体を投げ出してルーズボールを追いかけるシーンが多く見られています。#10橋本選手は、「このチームには全員がアグレッシブにプレイすることを強調していきたいです。リバウンドに絡むことやルーズボールを追いかけることをみんなができるようにしたいです。その部分は特に強調して、泥臭いプレイをしながらチーム一丸となって戦っているんだという部分をファンの皆さんには見てもらいたいです」と話しており、プレイでもチームを引っ張っています。「ディフェンスが良ければ、オフェンスにとっても良い練習になります。また、ディフェンスを頑張ることでチーム全体が感化されて、相乗効果が生まれます。練習中のディフェンスは良かったですし、激しかったです」と長谷川ヘッドコーチも評価しています。
「ジョーンズカップでの一番の収穫はディフェンスは良かったことです。今日はわざとジョーンズカップ出場メンバーのディフェンスチームと、オフェンス力あるチームに分けて5対5をさせました」と話す長谷川ヘッドコーチ。対抗したオフェンスチームは#3辻 直人選手と#6比江島 慎選手、#24田中 大貴選手の3人をバックコートに揃えて、ポジションに関係なく機動力を増す布陣を敷いた攻防は見応えがありました。国際親善試合ではこのオフェンス力と、ジョーンズカップで手応えを感じたディフェンス力をミックスさせてジョージ・ワシントン大学に挑みます。
日本のエースである#6比江島選手は、シューティングガードまたはフォーワードを任されています。「少し若返りましたが、身長が低いチームなのでスピーディーな展開を出していきたいです。今まで以上にディフェンスをアグレッシブにし、シュートやパスの精度を高めることを意識してやるチームにならなければいけません。今大会では、これまで以上に得点をを取りにいくことが求められているので、そこを意識して積極的に攻めていきます」と抱負を語りました。
ポジションによっては、渡邊選手とのマッチアップが予想され、この国際親善試合の見所のひとつでもあります。「アメリカの大学で通用する日本人として尊敬しているし、やりがいのある相手です。簡単に勝てる相手ではないですが、でも負けてはいけない相手だと思っています。自分自身はマッチアップする相手には絶対に負けたくないです。マッチアップできるのが今から楽しみです」と比江島選手は話しており、2人の対決の実現するか楽しみなところです。
今大会のチケットは「ローソンチケット」ほか、各種プレイガイドにて好評発売中です。夏休み時期とあり、既に完売となっている席種がございますので、良い席のチケットはお早めにお買い求めください。