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平成28年度女子ユニバーシアード日本代表チーム 第1次強化合宿(アメリカ遠征) 第1戦・アメリカU-18代表 試合結果

2016年7月7日

 2017年8月、台湾・台北にて開催される「第29回ユニバーシアード競技大会 バスケットボール競技」に向けて、平成28年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チームは第1次強化合宿(アメリカ遠征)をスタート。遠征地では、コロラドスプリングスナショナルトレーニングセンターを拠点にし、強化に励んでいます。

 遠征3日目、女子ユニバーシアード日本代表チームは、190㎝以上4選手を含む一昨年のFIBA U-17世界選手権で優勝した中心メンバーのアメリカU-18代表チームと練習試合を行いました。
 試合前、恩塚 亨ヘッドコーチから「タイミングと正確さはスピードに勝ること」、そして「互いに良い影響を与えること」を大前提するよう指示があり、また、今回の遠征地であるコロラドスプリングスは、高地トレーニングで有名な場所で心肺機能に負担がかかるため、女子ユニバーシアード日本代表チームはプレイタイムをシェアしながら試合を進めました。

 つきましては、試合結果について下記の通りお知らせいたします。

 
■平成28年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チーム
 第1次強化合宿(アメリカ遠征) 第1戦 試合結果

◇2016年7月5日(火) 17:10~

女子ユニバーシアード日本代表(1敗) ● 80-92 ○ アメリカU-18代表(1勝)
(21-27, 20-22, 20-25, 19-18)

【主な得点者】
#8 北村 悠貴 選手 15点
#5 田村 未来 選手 10点
#7 ヒル 理奈 選手 10点

【ゲームレポート】
 第1ピリオド、出だし、女子ユニバーシアード日本代表は#6林 咲希選手の連続の3Pシュートで先制点を挙げ、良い流れをつくる。しかし、アメリカU-18代表も連続で3Pシュートを入れ返し、互いに譲らぬ展開となる。中盤、アメリカU-18代表は高さを武器にゴール下で着実に加点、さらにブロックショットから速攻で得点を重ねていく。女子ユニバーシアード日本代表もガード陣に対し、プレッシャーディフェンスで対応するが、ファウルが重なる。少し重いムードの中、#7ヒル 理奈選手が連続ジャンプショットを決め、息を吹き返すと、#8北村 悠貴選手の速攻で得点をつなぐ。しかし終盤、オーバーファウルでのフリースローで失点し、21-27とアメリカU-18代表のリードで第1ピリオド終了。

 第2ピリオド、互いに速攻での得点が決まり、ゲームが動く。アメリカU-18代表はピックプレイで攻撃を組み立てるが、女子ユニバーシアード日本代表は積極的にスイッチして対応し、ボールマンプレシャーをかけ、相手のターンオーバーを誘発させる。たまらずアメリカU-18代表はタイムアウトを要求。だが女子ユニバーシアード日本代表の勢いは止まらず、#16津村 ゆり子選手のドライブで2点差に詰め寄る。終盤、アメリカU-18代表は速攻から着実に得点を重ねていく。41-49、アメリカU-18代表リードのまま前半終了。

 第3ピリオド、開始早々、女子ユニバーシアード日本代表は持ち味のドライブからの合わせのプレイで#15谷村 里佳選手はシュートを沈め、で先制する。その後も#15谷村選手がよく走り、連続得点を挙げて48-53と追い上げる。だが、アメリカU-18代表も簡単には引かず、高さのあるセンター陣にボールを集め、ペイント付近のジャンプシュートを高確率で沈めていく。中盤、女子ユニバーシアード日本代表はドライブから外角への合わせのプレイで攻め、オフェンスリバウンドをもぎ取り、点の入れ合いとなる。終盤、アメリカU-18代表のローポストプレイの攻撃を連続して許し、61-74と13点差を追いかけ最終ピリオドへ。

 第4ピリオド、女子ユニバーシアード日本代表はセットプレイから#5田村 未来選手の3Pシュートを決め、幸先良いスタートを切る。ディフェンスでは、ローポストの攻撃で徹底して攻めてくるアメリカU-18代表に対し、トラップディフェンスで対応する。だが女子ユニバーシアード日本代表はファウルが重なり、フリースローから相手に得点を与えてしまう。中盤、女子ユニバーシアード日本代表は上手くゴールまで攻められず、24秒オーバータイムになるなど、攻撃のリズムが掴めない。残り2分、追い上げたい女子ユニバーシアード代表は、オールコートディフェンスで相手のミスを誘発するが、アメリカU-18代表は時間を使って、リードを守る。最終的に80-92、女子ユニバーシアード日本代表は12点差で敗れ、黒星スタートとなった。

 次戦、7月6日(水)、再びアメリカU-18代表チームと対戦し、リベンジを目指す。