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バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP 本日より東京大会 -女子U-23日本代表チームのキーワードは“次世代”-

2016年5月9日

「1秒もおろそかにするな」と若い選手たちの意識を高める萩原 美樹子ヘッドコーチ

大きなオーストラリア代表にチームディフェンスで勝機を見出す第2戦

 「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP」は本日5月9日(月)、国立代々木競技場第2体育館にて第2戦・東京大会が行われます。
 17時より女子U-23日本代表チーム vs KDB生命ウィナーズ(韓国女子リーグ)、19時30分より女子日本代表 vs オーストラリア代表戦がそれぞれティップオフ。連休明けの月曜日ではありますが、会場へお越しいただいた皆様を元気づけるような戦いをアカツキファイブは目指します。チケットは好評発売中です。

 わずかな準備期間の中、しっかり仕上げて初戦を飾った女子U-23日本代表チーム。このチームの目的は、「選手たちにとっては全てが経験であり、『1秒もおろそかにするな』と試合中にも言いました。このチームのキーワードは”次世代”です。東京オリンピックで主役になる選手たちであることを強調しています」と、萩原 美樹子ヘッドコーチは短い強化期間の中でも将来を見据え、意識を高めさせています。
 2014年のアジア競技大会へ向けた日本代表候補に選出されましたが、最終メンバーに残ることはできなかった#9近平 奈緒子選手。2年ぶりの日本代表となってコートに立ったことで、「やっぱり日の丸を背負って戦うことで意識も引き締まりますし、もっと上を目指していきたいという気持ちが強くなりました」と素直な感想を述べていました。選手それぞれが持ち味を発揮し、その存在感を示します。

 FIBAランキング2位のオーストラリア代表に完敗を喫し、世界レベルを肌で感じた「アカツキファイブ」女子日本代表チーム。今日の第2戦でどこまで戦えるのか、注目される一戦です。「今日よりも明日、明日よりその次としっかりステップアップして、リオへ向かっていけるよう取り組んでいます。この強化試合を大事に戦っていけるかどうかが重要であり、それは選手はもちろん、スタッフも含めたチーム全員が共通課題として乗り越えていかなければなりません」と語る内海 知秀ヘッドコーチは、リオデジャネイロオリンピックへ向けて一戦一戦、着実に前進させています。

 初戦の失点の多くは、相手の高さに翻弄され、インサイドからやられてしまいました。189cmの#15王 新朝喜選手であっても見上げてしまうオーストラリアのビッグマンたち。ペイントエリアの中でボールを持たれてしまっては止められません。205cmの#14キャンベージ・エリザベス選手とマッチアップした#6間宮 佑圭選手は、「これまで対戦してきた選手と比べても、特別に大きい選手です。でも、チームディフェンスができれば押さえることもできると思っています」と大きな相手に対抗するヒントは見えているようです。「私一人ではできないことですが、チームのみんなに助けてもらって押さえることは狙っていきたいです。どんな相手でも負けてばかりということは絶対になく、対策はあると思っています」と頼もしいコメントを残した#6間宮選手。日本の長所であるチームワークを表現できれば、世界2位が相手でも打開策を見出せるかもしれません。

 コーリー・ゲインズ アドバイザリーコーチによるNBAチームの良いプレイをチョイスしたスペシャルメニューが、高さあるオーストラリア代表をいかに通用するかも楽しみなところです。初戦は相手の大きさもさることながら、広げた手の長さで全く隙を見つけられず、アウトサイドシュートも相手に打たされてしまっているようでした。
 本気のオーストラリア代表に敗れ、目を覚めさせられたアカツキファイブ。ホームで戦っている以上、このままで終わるわけにはいきません。吉田 亜沙美キャプテンは言います。「初戦よりも、もっと良いゲームができるようにしなければいけません。また、代々木第二体育館でオーストラリアと対戦することを楽しみにしています。私の持ち味であるドライブやキックアウト、そしてパスをファンのみなさんに見てもらえるように頑張っていきたいです」。世界レベルとの戦いによって、新たなる境地に入る選手が現れるかもしれません。成長段階にあるアカツキファイブの戦いを、ぜひご注目ください。