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バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP 第1戦・長岡大会結果 -女子日本代表はオーストラリア代表に世界レベルの強さを見せつけられ、黒星スタート-

2016年5月7日

本来の自分のプレイを出したことで11点を挙げた#6間宮 佑圭選手

後半になり、勢いよくドライブを決める#18長岡 萌映子選手

 「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP」が本日開幕。最初の地は、”バスケの街・長岡”のシティホールプラザ アオーレ長岡(新潟県長岡市)で開催しました。

 世界レベルを間近で体感できる機会とあり、多くのファンが会場を埋め尽くす中、初戦がスタート。「アカツキファイブ」女子日本代表チームは、FIBAランキング2位でロンドンオリンピック銅メダリストの女子オーストラリア代表チームと対戦。結果は41-80と大敗を喫し、世界との差を痛感させられた試合となりました。

 オーストラリア代表の高さに対し、攻め手を欠いた日本代表。ディフェンスでは、ボックスアウトをしても、長い手を伸ばした205cmの#14キャンベージ・エリザベス選手に簡単にリバウンドを取られてしまいます。「頑張って一本目のシュートを落とさせても、ボックスアウトの問題ではなく、ゴール下では上からポイとシュートを決められてしまいました」とその大きさに、前半は為す術がなかった#6間宮 佑圭選手。さらに、#8髙田 真希選手と#15王 新朝喜選手でダブルチームを仕掛けても止められず、観客がどよめくほど。ディフェンスではセカンドチャンスからの失点が続き、攻めては相手の高さを意識してしまって躊躇し、シュートを打つことさえできなかった日本代表は、19-46と、27点ものビハインドを負い、前半を終えます。

 ハーフタイムに入り、内海 知秀ヘッドコーチは「相手の高さを意識し過ぎている」と指摘。また、合宿の成果を出そうとし過ぎてしまい、フォーメーションをなぞったプレイで「周りを見てしまってばかりいました」と#6間宮選手は反省し、気持ちを切り替えて臨んだ後半。
 前座試合で勝利した地元・帝京長岡高校のニッポンコールの盛り上げもあり、その声援に応えるように#6間宮選手、#8髙田選手の積極的なプレイで連続得点が生まれます。「ドライブが通用したのは、これまでの成果の表れです」と自信を見せた#18長岡 萌映子選手がチャンスを作ります。
 第3ピリオドだけを抜き出せば17-19と競りましたが、第4ピリオドに再び引き離され、41-80と大差をつけられ、黒星スタートとなりました。

 この試合、日本代表は3Pシュートが0/25本と、1本も決められずに終わっています。内海ヘッドコーチは、「オフェンスのリズムがあまりよくなかった部分もあります。もう一つ、ノーマークで打てるシュートもありましたが、それも決めきれていません。我々が世界で勝っていく上で、3Pシュートは一つの生命線です」と話しており、大きな課題が残りました。

 今シーズンの初戦であり、少なからず戸惑いもあった選手たちはしっかり気持ちを切り替え、今日の課題を少しでもクリアできるよう前向きに捉えています。
 #12吉田 亜沙美キャプテンは、「久しぶりだったのでゲーム感は慣れていない部分もありました。残る2戦でしっかりゲームに慣れていきながら、ディフェンスからブレイクを出し、日本のバスケを完成させていかなければいけません。立ち上がりからしっかりディフェンスを頑張って流れを作り、次の選手に交代できるようにするのが、スタート5人の役目です。ディフェンスからプレッシャーをかけて、走ることをしっかり出せるようにしていきたいです」と話しており、次戦での巻き返しを図ります。

 一方、3Pシュートが決まらなかった女子日本代表とは裏腹に、10本の3Pシュートを決めた女子U-23日本代表は、KDB生命ウィナーズ(韓国女子リーグ)に82-61で快勝しています。
 萩原 美樹子ヘッドコーチは「準備期間がとても少なかった割には、しっかりとできていたところもあったので、そこは評価したい点です。相手があれだけ長い間ゾーンディフェンスをしてくるとは思っていなかったので、その対応があまり良くなかった時間帯がありました。それでも選手たちは対応できた場面も多く、良いところがありました」と及第点をあげています。

 相手のゾーンディフェンスに対し、3Pシュートで突破口を切り拓いたのは、大学生の#11林 咲希選手。#9近平 奈緒子選手もインサイドで踏ん張ったことで流れを掴みます。相手のゾーンディフェンスに苦しみながらも、「第2ピリオドに追いつかれそうになった場面でもディフェンスで粘って、相手にリードを奪わせなかったのはよく我慢できたと思います」という勝因を#9近平選手は挙げています。
 しかし、KDB生命ウィナーズにも良いプレイが見られ、1日挟んで行われる2戦目は、再度気を引き締めて臨みます。

 多くのファンが席を埋めた長岡大会を終え、チームは東京へ移動し、連休明けの5月9日(月)・10日(火)に国立競技場代々木第2体育館(東京都渋谷区)で行われる次戦に備えます。
 今大会のチケットは好評発売中。今大会の指定席(※エリア指定を除く)はドリンク付チケットとなっています。また、コートサイド中央に用意された専用ソファーでゆったりとご覧いただけるプレミアムシートはご好評いただいています。
 本日の試合に続き、第3戦も券種によっては既に完売となっており、現時点では第2戦が若干枚残っているだけとなっています。ぜひお早めにチケットをお買い求めの上、ぜひ会場でアカツキファイブへのご声援をお願いします。