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平成28年度女子U-17日本代表チーム 第1次強化合宿(カナダ遠征) 国内事前合宿を終え、本日出発
2016年4月1日
持ち前のドライブでアピールする山本 麻衣選手(桜花学園高校 2年)
上級生としてチームを引っ張る髙原 春季選手(大阪薫英女学院高校 3年)
新年度を迎えた4月1日(金)、平成28年度バスケットボール女子U-17日本代表チームが第1次強化合宿をスタートさせました。初日は味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を行い、夜の便で初の海外遠征となるカナダ・バンクーバーへ出発。本年6月22日(水)~7月2日(土)の期間、スペインで開催される「2016 FIBA U-17女子バスケットボール世界選手権大会」へ向けた実戦強化として、現地の高校生や大学生と3試合を行います。
昨年の「第4回FIBA ASIA U-16女子バスケットボール選手権大会」で準優勝し、世界への切符を獲得した12名のうち、今合宿に招集されたのは半分の6名。今年に入ってから行われた2度の強化合宿で、実力を示した選手たちだけが選ばれるのが日本代表です。髙原 春季選手(大阪薫英女学院高校 3年)は、ともに戦った仲間たちがいない寂しさを感じながらも、「世界で戦っていくためにはお互いライバルなので、仕方ないとは思います。まだ選考段階であり、確実に選ばれるわけではありません。本当にゲームでも、練習でも、先生のアドバイスを一つ一つ全部しっかり聞いて、常に気を張ってやっていかなければなりません」と話し、気を引き締め直して練習に励んでいます。
昨年、女子U-16日本代表の選考に漏れたことで「悔しかった」と話すのは、山本 麻衣選手(桜花学園高校 2年)。昨年は名門・桜花学園高校で1年生ながらポイントガードとしてチームを引っ張ってきた司令塔は、長所である「スピードを生かしてドライブに行くプレイ」を存分に出してアピールしていました。山本選手をはじめ、FIBA ASIA U-16選手権に出場していない選手にとっては、初めての海外遠征となります。「自分は小さいので、相手のテクニックなどいろいろと学べることもあると思います。たくさんのことを吸収したいです」と意欲的な山本選手。一方、髙原選手は昨年のFIBA ASIA U-16選手権を経験を踏まえ、「小さい分、高い場所では通用しなくても足を使った速さや持久力で、自分がどれだけ通用するのかを試すためにも思いきり戦ってきたいです」と話しており、それぞれが課題を持って臨みます。
遠征の事前合宿にて林 慎一郎ヘッドコーチ(福井県立足羽高校)は、“しつこいディフェンス”をし、“リバウンドを取って速攻につなげる”日本の武器を徹底させています。「日本は小さいから、世界では動き回らなければ絶対に勝てない。ディフェンスになったら、絶対にボールより前に走ってしっかり守ること」など細かく指示を出しながら、試合に備えてスクリメージを行いました。国際経験が少ない選手たちに対し、「大きい相手に対してどれだけディフェンスが通用して、どんなスタイルで勝つかを選手たちには分かってもらいたいです」と林ヘッドコーチは話しており、日本とは異なる海外の環境も含め、様々な経験をしながら成長を促します。
※活動の様子は「フォトギャラリー」にてご覧ください。
■強化活動
<第1次強化合宿(カナダ遠征)>
日 程:2016(H28)年4月1日(金)~7日(木)
渡航地:カナダ・バンクーバー
※4月1日(金)は味の素ナショナルトレーニングセンターにて練習実施