ニュース
第71回国民体育大会以降の監督資格の取り扱いについて | 一覧へ | 東日本大震災復興支援 JX-ENEOSウインターカップ2015 平成27年度 第46回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会 大会概要発表および大会特別協賛・協賛決定のお知らせ |
平成27年度男子U-16日本代表チーム 第7次強化合宿を終え、インドネシアへ出発。第4回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会は10月29日(木)より開幕
2015年10月27日
チーム一丸となって世界を目指す男子U-16日本代表チーム
チームをまとめる鍵冨 太雅キャプテン
10月29日(木)に開幕を迎える「第4回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会」へ向け、強化を進めてきた平成27年度バスケットボール男子U-16日本代表チーム。10月23日(金)~26日(月)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて最終調整となる第7次強化合宿を実施し、本日10月27日(火)に開催地となるインドネシア・ジャカルタへと出発しました。
既に組み合わせは決まっており、予選ラウンドで対戦するのはクウェート、ホンコン・チャイナ、マレーシアの3チーム。初戦の相手であるクウェートについて、「良いシューターがおり、ファストブレイクを武器にしているチーム」と、トーステン・ロイブル ヘッドコーチは情報を得ています。クウェート戦を想定し、大学生や強豪高校に胸を借りながら、今合宿も実戦形式の強化を行いました。激しいディフェンスを武器に勝機を見出すのが日本のスタイルです。その分、体力の消耗も激しく、「3日目になると足もきつくなって、ディフェンスの圧力が少しなくなってしまいました。本番も同じように連戦となり、疲れてきたときこそディフェンスができなければ勝てないので、しっかりケアをして戦えるようにしていきたいです」と高原 晟也選手(土浦日本大学高校 1年)は3連戦をして気付いた課題点を挙げています。ロイブル ヘッドコーチは、「疲れがある中でも最後まで強く戦い、良い形で終わることができたことが重要です。一歩一歩、着実にレベルアップし、課題点を修正することができました」と選手たちの成長に手応えを実感し、合宿を終えました。
どのチームにとっても、初めての国際大会に臨むFIBA ASIA U-16選手権大会は、あまり情報がありません。だからこそ、「どんな相手に対しても、自分たちのバスケットをしっかり出して戦いきることが大事です。大会中は試合毎にレベルアップしていかなければならず、この世代は育成の一環でもあります。準々決勝にピークを持っていけるように、予選ラウンドは戦いながらステップアップさせていきたいです」とロイブル ヘッドコーチは強調し、予選ラウンド1位通過を目指します。
前回大会(2013年)では3位でFIBA U-17世界選手権へ出場、前々大会(2011年)も同じく3位でしたが、当時は世界への切符は2枚しかありませんでした。2大会連続して銅メダルを獲得している日本は、強豪としてマークされる立場にいます。「前回のチームでは、牧(隼人/福岡大学附属大濠高校 3年)や八村(塁/明成高校 3年)が得点をしてくるというのは明確でした。しかし、今年のチームは誰が活躍するか分かりません。試合毎に活躍する選手が変わるこのチームをスカウトするのは難しいでしょう」と笑顔で話すロイブル ヘッドコーチ。今合宿中の3連戦でも、日替わりで活躍する選手が現れました。初戦は井上 宗一郎選手(福岡大学附属大濠高校 1年)がインサイドで奮起し、2日目は島尻 玲央選手(興南高校 2年)が要所でシュートを決めていました。3日目、追い上げられる苦しい場面で八村 塁選手の弟・阿蓮選手(明成高校 1年)がオフェンスリバウンドから連続得点を挙げる活躍を見せ、選手それぞれが役割を果たし、チームを盛り上げています。
キャプテンの鍵冨 太雅選手(福岡大学附属大濠高校 2年)は、「ようやくチームとして、良くなってきました」と胸をなで下ろしていました。「前回大会で牧さんたちが3位だったので、それを越えるのが目標です。しかし、あまり欲は言えないので、まずは3位以内に入ってFIBA U-17世界選手権に行くことが一番の目標となります。個人的には将来、海外の大学でプレイすることを目指しているので、初の国際大会で自分がどこまでできるのかを試していきたいです。そのためにも、チームの役割の中で自分に何ができるのかをしっかり理解して、ディフェンスから流れを持っていって勝ち進みたいです」と意気込みを語ってくれました。
女子日本代表チームがリオデジャネイロオリンピック出場を決め、男子日本代表チームもFIBAオリンピック世界最終予選への切符を勝ち獲りました。女子U-16日本代表は既にFIBA U-17女子世界選手権の出場を決めており、世界につながるアジアの大会において、これまで全ての出場権を獲得しています。今年度最後の大会に臨む男子U-16日本代表チームは、昨年度から選手を入れ替えながら競争させ、強化を積み上げてきました。2年間に渡り、ともに切磋琢磨してきた選手たちは仲が良いのはもちろんですが、お互いに課題点を指摘し合えるようになり、非常に良いチームに仕上がっています。2大会連続となるFIBA U-17世界選手権の出場を目指す男子U-16日本代表チームにご期待いただき、ご声援をよろしくお願いいたします。
■大会概要
大会名:第4回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会
期 日:2015(H27)年10月29日(木)~11月7日(土)
開催地:インドネシア・ジャカルタ
会 場:Britama Arena, Sportmall Kelapa Gading / GOR Pulogadung(Rawamangun)
参加チーム:
【グループA】 日本、クウェート、ホンコン・チャイナ、マレーシア
【グループB】 チャイニーズ・タイペイ、バングラディシュ、インドネシア、レバノン
【グループC】 フィリピン、バーレーン、朝鮮民主主義人民共和国、タイ
【グループD】 中国、インド、韓国、イラク
FIBA U-17世界選手権出場枠:
今大会の上位3チームに、2016年6月22日(水)~7月3日(日)の期間、スペインで開催される「第4回FIBA U-17男子バスケットボール世界選手権大会」の出場権が与えられる。
■大会特設サイト
http://fac_u16_men_2015.japanbasketball.jp/
■大会公式サイト
http://www.fiba.com/asia/u16/2015