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第28回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 5日目 本日より2次ラウンドスタート。初戦の相手は強豪フィリピン

2015年9月27日

気持ちを新たに2次ラウンドへ挑む男子日本代表チーム

フィリピン戦に勝つためにも、体を張ったプレイが期待される#17荒尾 岳選手

 第28回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(兼 2016年リオデジャネイロオリンピック アジア地区予選)」は5日目、決勝トーナメント進出を賭けた2次ラウンドがスタートします。初戦の相手は、前回大会2位、昨年はFIBAワールドカップ(旧:FIBA世界選手権)へ出場したフィリピンと、本日、9月27日(日) 17:45(現地時間 16:45)より対戦。予選ラウンド以上に激しく、そして厳しい戦いが想定される2次ラウンドへ向け、ハヤブサジャパン 男子日本代表チームがこれまで強化してきたことをコートに出し切り、勝ち上がっていかねばなりません。

 激しくディフェンスし、全員でリバウンドとルーズボールを追って、速攻を展開して行くのが今年の日本代表のスタイルであり、インド戦でようやくその力を発揮することができました。#0田臥 勇太選手は、「本当に全員でリバウンドは頑張らねばならず、ルーズボールも一つでも多く相手より取らなければ勝てません。それを頑張らなければ、いくら走るバスケットと言っても速い展開は生まれないです。走るためにはディフェンスとリバウンドを頑張らなければいけないことを、インド戦で再確認できました」と話しており、日本のアドバンテージに対して自信を深めています。

 田臥選手をベンチに置き、先発ポイントガード(PG)を任されている#6比江島 慎選手。「もし田臥を先発で起用し、展開が重くなってしまった時に、比江島をベンチから使っても流れを変えられるほどまだキャリアはありません。逆に田臥をベンチからスタートさせた方がどんな展開もでき、比江島を2番(SG)で使うこともできます」と、長谷川 健志ヘッドコーチは選手の特長を把握し、それを生かす起用をしています。田臥選手と同時にコートに立ち、SGにポジションが変わった時は、「攻めろというメッセージ」だと比江島選手は感じ取り、インド戦では19得点を挙げました。

 予選ラウンド開幕戦のイランに大敗を喫し、自信を失っていた比江島選手と最年少#24田中 大貴選手。佐藤 賢次コーチや佐々 宜央コーチから、「もっと積極的にいけ」と比江島選手は檄を飛ばされ、励まされながら調子を取り戻してきています。3戦連続先発出場を果たす田中選手ですが、インド戦は3分19秒の出場時間に終わりました。「これまでは、ちょっとおとなしかったかな。ミスしてもしょうがないし、全てが自分の力になると思って、2次ラウンドからはもっと積極的に戦っていきます」。2年前、前回大会9位に終わった悔しさをバネに成長してきた若い2人がスイッチを入れ直し、積極性を増してチームを勢いづけてくれるはずです。

 フィリピン戦に勝つために、「相手を60点以内に抑えるのはなかなか難しいので、我々が70点以上の得点を獲りにいかなければいけません。そのためにもブレイクを出すことがまず一つ。センターの(アンドレイ)ブラッチェ選手以外であれば、日本もインサイドから攻められないことはないので、太田(敦也)や荒尾(岳)らが体を張ってオフェンスに絡んでくれると良い展開になると思っています」と長谷川ヘッドコーチは話すように、11人全員で戦い、勝利を掴みにいきます。

 本日のフィリピン戦の模様は、CS放送「フジテレビNEXT」にて20:20より録画放送されます。また、試合経過や速報はFIBA大会公式サイト(英語) ライブスタッツにてご覧ください。