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ハヤブサジャパン 平成27年度男子日本代表チーム 第37回男子ウィリアム・ジョーンズカップへ出発
2015年8月27日
各国代表が集うジョーンズカップを楽しみにしている八村 塁選手
復帰した辻 直人選手は危機感を持ちながら最終メンバー入りを目指してアピール
ハヤブサジャパン 平成27年度バスケットボール男子日本代表チームは、第6次強化合宿としてチャイニーズ・タイペイ 新北市で行われる「第37回男子ウィリアム・ジョーンズカップ(
以下ジョーンズカップ) 」へ参加し、更なる強化を図ります。海外遠征を前に、8月24日(月)~26日(水)までの期間、味の素ナショナルトレーニングセンター他にて強化合宿を実施しました。
中国遠征、ヨーロッパ遠征、国際強化試合と海外のチームと対戦しながら、強化を進めるハヤブサジャパン。選手を入れ替え、様々な組み合わせを試してきたことで、本番へ向けて選手が絞られてきました。今回、ジョーンズカップに臨むメンバーは16名。「本番まで1ヶ月を切っており、新たに選手を入れるのは時間的に難しいです。基本的にはこの遠征メンバーから12名を選びます」と、長谷川 健志ヘッドコーチは話しています。
怪我により出遅れていた金丸 晃輔選手(アイシンシーホース三河)と辻 直人選手(東芝ブレイブサンダース神奈川)のシューター陣が復帰。また、インターハイで初優勝を飾った八村 塁選手(明成高校 3年)が再び合流し、最後の強化試合へ参加できるチャンスを得ました。辻選手は、「新しいフォーメーションのパターンがいくつもあるので、それを必死に覚えなければいけません。ジョーンズカップではぶっつけ本番となりますが、ここでアピールしなければいけないです」と、覚悟を決めて臨む辻選手。軽々とダンクシュートを決める最年少・八村選手は、「イラン代表はハメッド・ハダディ選手(218cm)がいると聞いてますし、あんなに大きな選手や海外のプロで活躍する選手たちと戦えるのが今からすごく楽しみです」と、対照的に期待に胸を膨らませていました。
開催国のチャイニーズ・タイペイをはじめ、韓国、フィリピン、そして予選ラウンド同グループのイランもジョーンズカップに出場します。長谷川ヘッドコーチは、「イランは予選リーグで、フィリピンは2次リーグで当たる確率が高いチームですが、これまで強化してきたことを試さなければ課題も見つかりません。ただゲームをするのではなく、今持てる力をしっかりと出していきたいです。また、多くの選手にチャンスを与えていきたいです」と目的を持って大会に挑みます。アジア圏外からはアメリカ、ロシア、ニュージーランドが参加。その中でも、フィリピンとの対戦を楽しみにしてる長谷川ヘッドコーチ。「昨年からアジアの上位チームで対戦したことがないのが、ヨルダンとフィリピンです。特にフィリピンは対戦したかったチームです」。NBAで活躍した実績ある帰化選手のアンドレイ・ブラッチ選手をはじめ、昨年のFIBA世界選手権に出場したフィリピンはさらに実力を上げていることでしょう。しかし、ヨーロッパ遠征ではオーストリア代表を破った日本も着実に成長しています。現時点での実力を測るべく、FIBA ASIA選手権の前哨戦となるジョーンズカップは、8月29日(土)より開幕。
ジョーンズカップの男子日本代表戦全試合は、WOWOWメンバーズオンデマンドにて放送されます。9月23日(水)より中国・長沙にて開催される「第28回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(2016年リオデジャネイロオリンピック アジア地区予選)」へ向け、さらなるレベルアップを目指します。応援よろしくお願いいたします。