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ハヤブサジャパン 平成27年度男子日本代表チーム 第2次強化合宿開催報告
2015年7月3日
視野広く次々とアシストを決めアピールする田臥 勇太選手
成長した姿を見せてくれ、チームを活気づけた渡邊 雄太選手
ベテラン勢などコンディション調整を行なっていた選手や最年少・八村 塁選手(明成高校 3年)が合流したハヤブサジャパン 平成27年度バスケットボール男子日本代表チームの第2次強化合宿が、6月26日(金)~7月2日(木)までの期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて行われました。
第1~2次強化合宿を通じて、今年の日本代表が目指すオフェンスやディフェンスのスタイルの基本を把握した選手たち。長谷川 健志ヘッドコーチはさらに、「スピードを生かした展開を出したい。あるいはテンポのコントロールを考え、アップテンポにした時にフロントコートでどうバスケットをしていくかを今合宿では強化しています」と話し、日本のアドバンテージ作りを行なっています。長谷川ヘッドコーチが目指すバスケットは、「ポジションにとらわれることなく、状況によって自らプレイを作ること」。さらに今後はスピードを生かしながら、スペースやタイミングを見極め、さらに精度を高めていかねばなりません。
第2次強化合宿より参加した田臥 勇太選手(リンク栃木ブレックス)。「やる気しかないです。練習していてもやり甲斐があります。日本代表としてのバスケットをいかに作っていき、どう強くさせられるかは本当に僕にとってもチャンレンジです。情熱を持って毎日練習しています」という言葉通り、率先して声を出しチームを鼓舞しています。「コートに入れば年代も関係ないと思うので、思いきりやれています」と話す最年少・八村選手は、臆することなく持てる力を発揮し、激しい競争が繰り広げられています。
今合宿のキャプテンの小野 龍猛選手(千葉ジェッツ)に、2年目を迎えた長谷川ヘッドコーチ率いるハヤブサジャパンへの手応えについて伺いました。「昨年やってきたことがベースとなっており、今年は完成度を高くしていきながら、さらにバリエーションを増やさなければアジアで勝ち抜くことは難しいです。これから長谷川ヘッドコーチもバリエーションを増やしていくでしょうから、選手たちはそれを臨機応変に適応できないと良いチームにはなりません。毎日の練習や一試合毎に集中して臨むことで、本当に良いチームになるという手応えは日々実感しています」。
今合宿中に本年9月23日(水)~10月3日(土)に中国・長沙で開催される「第28回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(兼 2016年リオデジャネイロオリンピック アジア地区予選)」の組み合わせが決まりました。結果を見た長谷川ヘッドコーチは、「同グループのイランには厳しい部分もありますが、なんとか予選リーグを勝ち抜き、次の2次リーグでは2位通過を目指し、逆グループの3位と対戦できるようにして、一発勝負となる準々決勝をクリアしたいです」と、目標であるベスト4入りを想定した抱負を語りました。
残念ながら学業があるために、今合宿を最後にアメリカに戻らねばならない渡邊 雄太選手(ジョージ・ワシントン大学)。竹内 譲次選手(日立サンロッカーズ東京)と太田 敦也選手(浜松・東三河フェニックス)のビッグマンを相手に、2年ぶりとなった日本代表合宿を通して自身の成長をどう感じたのかを伺いました。「2年前はアメリカに行く前であり、高校を卒業したばかりの時でしたので、自分自身もまだ自信を持つことができていませんでした。コートに入っても躊躇することも多かったと思います。しかし今は、精神的な部分もかなり成長したと思いますし、プレイでも自分の成長を感じられたのでアメリカに行って良かったとすごく思います」。日本代表合宿を経て、「長谷川ヘッドコーチのバスケットは細かく、頭をすごく使います。ジョージ・ワシントン大学でも頭を使うプレイがすごく多いので、日本代表合宿を通じて高度なバスケットができたことはすごく自分にとってプラスになっています」と話しており、来シーズンのさらなる活躍に期待がかかります。
第3次強化合宿は、7月9日(木)よりスタート。また、その後も中国で開催される国際招待試合やヨーロッパ遠征といった海外強化遠征を実施します。厳しい練習の成果をお披露目する「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際強化試合2015」の開催が決定しました。相手はヨーロッパ遠征でも対戦するチェコ代表。千葉ポートアリーナ(8月14日)、国立代々木競技場第2体育館(8月15日・16日)にて行われますので、ぜひハヤブサジャパンを応援しに会場へお越しください。7月4日(土)10:00よりチケットバスケットにて最速先行販売(先着)を行います。良席はぜひお早めにお買い求めください。