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平成27年度女子ユニバーシアード日本代表チーム 第1次強化合宿開催報告
2015年6月4日
Wリーグ所属選手7名、現役大学生5名で構成された女子ユニバーシアード日本代表チーム
5月23日(土)~30日(土)の期間、平成27年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チームは、Wリーグ所属の3チーム(アイシン・エイ・ダブリュ ウィングス、三菱電機 コアラーズ、シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)にご協力をいただき、実戦形式の第1次強化合宿を行いました。
女子ユニバーシアード日本代表チームはWリーグ所属選手7名、現役大学生5名で構成され、初めて12名が揃って行われた今合宿。「オフェンスの起点をどこで作るか、何を考えてゲームを進めていくか、ディフェンスではどこを守るかなど、全てにおいて実戦的に考えながら行いました。マスタープランを打ち出してはいましたが、ゲームの中で問題点が出たら対処することの繰り返しでした」と合宿を振り返るのは、萩原 美樹子ヘッドコーチ。1週間に渡り、WJBLチームの胸を借りながらのゲームを通して、「問題点が明確になったこと」を成果として挙げていました。
ユニバーシアード予選ラウンドでは、ロシア、スウェーデン、メキシコと同グループに入った日本。190cmを超える大きな選手を擁する世界の強豪国を仮想し、本来はオーストラリア遠征を予定していましたが、当協会は国際バスケットボール連盟(FIBA)の資格停止処分中であり、国内での強化活動しかできません。しかし、日本にも196cmの杉山 美由希選手(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)がおり、今回マッチアップできたことで、「杉山選手のような大きな相手に対し、やっぱりうまくいかないということが選手たちは身をもって把握することができました」と萩原ヘッドコーチは話し、国内でも貴重な経験を積むことができました。
萩原ヘッドコーチに、このチームの核となるメンバーを挙げていただきました。「今回でユニバーシアード3大会目の出場であり、チーム内では大ベテランと呼んでいる篠崎選手。それと藤岡選手を起点にしながらオフェンスを組み立てようと思っています。今回の合宿でも、うまくいくケースやそうではないことも見極めることができました」。ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた篠崎 澪選手(富士通レッドウェーブ)と、U-16からU-19までアンダーカテゴリーの全ての国際大会を経験してきた藤岡 麻菜美選手(筑波大学 4年)の攻撃的なガード陣がチームを引っ張っていきます。
6月2日(火)に行われた第6回タスクフォース会議において、本来6月に行われるはずだったFIBAセントラルボードが、8月7日~9日に東京開催へ日程が変更になったと報告されました。最終的な制裁解除はその時となりますが、今月開催されるFIBAエグゼグティブコミッティーにおいて一部制裁解除となれば、第28回ユニバーシアード競技大会(7月4日~13日/韓国・光州)、第4回FIBA ASIA女子U-16バスケットボール選手権大会(8月2日~9日/インドネシア・メダン)への出場が認められます。また、リオデジャネイロオリンピック アジア予選を控える日本代表チームや、アンダーカテゴリーの日本代表チームの海外遠征や国際試合も認められるという話がありました。
大会まであと1ヶ月と迫る女子ユニバーシアード日本代表チームの選手・スタッフともに気合十分。次回は6月24日(水)より第2次強化合宿が行われます。同時期に合宿を行なっている女子日本代表チームとのスクリメージも予定されており、萩原ヘッドコーチは「そこに全てを賭けて、より良いチームを作って本番に臨めるよう仕上げていきます」と話し、目標としている決勝トーナメント進出へ向けさらなる強化を進めてまいります。