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【第77回皇后杯決勝】JX 内海ヘッドコーチ 会見コメント

2011年1月9日

●内海 知秀ヘッドコーチ
 まずは今、非常にホッとしています。周りの方々からもJXの3連覇は必須だろうと言われていましたが、やはりこのようなゲームは簡単には勝たせてくれません。その中で選手たちが今日の大事な場面の中で我慢して勝利をもぎ取ったことはこのチームにとって成長したところだと思います。

 昨年からケガで欠場している田中選手、内海選手の穴を埋めるために、寺田選手や渡嘉敷選手が加わってメンバーは代わって来ています。決勝のような勝負どころの中で、こういうゲームができたことは彼女たちにとっても、チームにとっても良かったと思います。

 昨日の反省を生かしながら、トランジションを含めてバスケットにアタックしていこうと指示し、前半を戦ったのですが、なかなか自分たちらしさを出すことができず波に乗れませんでした。富士通のインサイドに対するディフェンスに苦しめられた部分でもあります。ハーフタイム中、ポストの位置を上げて、広くスペースを取りながらプレイをしなさいと修正を指示し、後半に臨みました。後半だけで言えば自分たちのバスケットはできたと言えます。

 しかし最大7点リードし突き放そうとした時に、3Pシュートを決められたり、もっとディフェンスをがんばっていれば、もう少し楽な展開もできたかもしれません。富士通も自分たちのリズムで外角シュートを沈めてきたので、さすがだと思いました。

 最後の最後に渡嘉敷のリバウンドなどが勝負につながったと思っています。やはり簡単には勝たしてくれなかったゲームでした。