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バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP 本日最終日 -リオデジャネイロオリンピックへ向けたサバイバル-

2016年5月10日

女子U-23日本代表#18西岡 里紗選手はペイントエリア内で力強いプレイを見せた

日本代表として公式戦でのデビューを果たした#19藤岡 麻菜美選手

 「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP」は、本日5月10日(火)に最終日を迎えます。
 女子U-23日本代表チームは3連勝を目指し、第1戦よりも第2戦は良い展開が増えた女子日本代表チームは、さらなるステップアップをすべく第3戦に挑みます。
 本日は16時開場、チケットは好評発売中です。「アカツキファイブ」へのご声援をよろしくお願いいたします。

 第2戦、日本代表として公式戦でのデビューを果たした#19藤岡 麻菜美選手。クロスオーバーから相手ディフェンスのタイミングを崩すと、パスを繰り出し、自らもドライブから初得点を挙げ、観客を沸かしてくれました。
 これまでもアンダーカテゴリーでオーストラリア代表との対戦経験がある#19藤岡選手は、「自分の中で相手の手の長さや、この辺だったらパスが入るなという感覚は、昨年のユニバーシアード競技大会でもオーストリアとは対戦していたので何となく分かっている部分はありました」と話し、冷静にゲームに入ることができていたようです。
 出場の出番がくるまでも、ベンチから「相手の動きを見ながら、自分がどういうプレイをすればよいかを考えていました」と話しており、イメージ通りのプレイが随所で見られました。

 全てのアンダーカテゴリー世界大会で戦ってきた#19藤岡選手にとって、ディフェンス面でも国際基準が体に染みこんでいます。
 「ディフェンスのプレッシャーのかけ方は、日本ではファウルになるプレイも海外では取られないことが多いです。今日も思い切ってサイドラインのところでぶつかっていきましたが、あのようなプレイは海外では普通です」
 さらにリバウンドについても、「ユニバーシアード競技大会の時もそうでしたが、体を当てることで全然違いますし、相手も嫌がります。そのような粘り強さがまだまだ足りないのかなと思います。でも今日は体を当てたことで、(#14キャンベージ・)エリザベス選手も嫌がっていました」と頼もしいコメントが続きます。
 それもまた、昨年のユニバーシアード競技大会でオーストラリア代表を破り、そして準決勝でアメリカ代表と2度の延長まで苦しめた経験が生かされています。何よりも、「楽しかったです」と話しており、さらなる活躍が楽しみな選手です。

 第2戦の後半に、待望の3Pシュートを決めた#7栗原 三佳選手。前半から戦術が変わったわけではなく、「うまくシュートを決められただけです。シュートは入っていませんでしたが、前半も良いシュートは打てていました」と状況を話します。5ファウル退場となってしまったディフェンスも、アグレッシブにいった現れであり、「ファウルをうまく使って相手の苦手なシュートを打たせたかったのですが、無駄なファウルが多かったのは反省点です」と話しており、最終戦は修正して挑みます。

 今大会はリオデジャネイロオリンピックへ向けた選手選考を兼ねており、サバイバルマッチ。それは女子日本代表だけではなく、オーストラリア代表も同じ状況です。厳しい中でも、しっかりと日本のプレイを遂行できるかどうかが試されます。

 また、女子U-23日本代表の萩原 美樹子ヘッドコーチは、大会前、「2番(シューティングガード)や3番(フォワード)のアウトサイドにいる選手を、いかにノーマークを作って得点していくかが世界で勝つためには日本が目指すスタイルです。でもKDB生命の高さは日本と変わらないので、今回はしっかりインサイドからも攻めていきます」と話していました。

 先発を任されているのは最年少の#18西岡 里紗選手。第1戦は、「チームの動きの中でのスクリーンばかりを意識してしまい、自分本来のプレイができていませんでした」と反省して迎えた昨日の試合。「ローポストでしっかりポジションを取っていこう」と決めて臨み、ペイントエリア内でチャンスを作ります。KDB生命#13キム・ソダム選手は14点、#15イ・ジョンヒョン選手は16点と、センター陣に押し込まれて失点を許し、「最終戦はしっかり改善して、自分も同じようにインサイドからゴリゴリと攻めていきたいです」と対抗心を燃やしていました。

 オーストラリア代表の高さや巧みなプレイが、多くのファンを驚かせ、世界レベルを堪能させてくれています。
 本日の最終戦では、ロンドンオリンピック銅メダリストの相手に少しずつ改善が見え始めている「アカツキファイブ」女子日本代表がどんな戦いを見せられるか。今大会の集大成として、勝利を目指します。

 また、本日の「女子日本代表 vs オーストラリア代表」戦は、5月10日(火) 24:30~26:30に「BSフジ」にてテレビ放送されます。合わせてお楽しみください。