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ジュニアオールスター2015 全日程終了 男子は岡山県が初制覇、女子は神奈川県が19年ぶり2度目の優勝で閉幕
2015年3月30日
女子は19年ぶりに日本一に立った神奈川県
男子は初優勝を飾った岡山県メンバーが土家 大輝選手を胴上げ
「東日本大震災復興支援 第28回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2015」(以下ジュニアオールスター)は最終日を迎え、男女それぞれ日本一が決まりました。
女子準決勝、僅差ながら宮城県がリードしていましたが、試合時間残り4分で逆転した埼玉県。その後はシーソーゲームとなり、どちらも譲らぬ展開でしたが、42-39で接戦を制した埼玉県が決勝進出を決めました。もう1試合、神奈川県vs東京都A。第1ピリオド、20ー6と点差を開いた神奈川県がリードを保ったまま、63-38で勝利し、埼玉県と日本一を争います。
男子準決勝、愛知県vs岡山県はどちらも初の決勝進出を賭けた一戦。愛知県が先手を取るも、第2ピリオドから岡山県がペースを握り、75-46で勝利し、初めて決勝へ駒を進めました。昨年の優勝チーム大阪府は、埼玉県と対戦。前半は19-19と同点で終え、後半も最後までもつれる展開となります。しかし、最後は3Pシュートで決着をつけた埼玉県が48-44で勝利。女子とともに決勝進出を果たした埼玉県は、アベック優勝に期待が高まります。
女子決勝は神奈川県vs埼玉県の関東勢同士の対戦。埼玉県は1年生センター#9中澤 梨南選手が一番大きい177cm。一方、神奈川県は#13宮 優里奈選手(175cm)、#14モハメド 早野夏選手(176cm)、#15奥山 理々嘉選手(180cm)の高身長選手が、インサイドだけでなくシュートエリア広く、また機動力を持っています。高さを生かした神奈川県がリズムよく得点を挙げていき、前半を終えて28-11と17点リード。決勝トーナメント1回戦では2度にわたる延長で勝ち上がり、その後も逆転勝利してきた埼玉県。第4ピリオドには激しいディフェンスからボールを奪って得点を返しましたが、前半に開かれた点差が響き、69-43で神奈川県が勝利し、19年ぶり2度目の日本一に輝きました。
ジュニアオールスターのラストゲームは岡山県vs埼玉県のよる男子決勝戦。準優勝だったが最終日まで男女チームが唯一残った埼玉県の方が、関東勢ということもあり、大きな声援が送られます。前半は34-29で岡山県が5点リードで終えますが、しかし後半、オフェンスリバウンドを取り、早いパス回しで埼玉県のディフェンスを揺さぶりながら次々と得点を挙げ、リードを広げていった岡山県。逆に焦る埼玉県は思うように得点を挙げられず、64-39と最終的には25点差をつけて勝利した岡山県が、初優勝を飾りました。
■最終結果
【男子】
優 勝:岡山県 ※初
準優勝:埼玉県
第3位:愛知県、大阪府
【女子】
優 勝:神奈川県 ※19年ぶり2回目
準優勝:埼玉県
第3位:東京都A、宮城県
最優秀選手には、男子・岡山県の#4土家 大輝選手と女子・神奈川県の#15奥山 理々嘉選手がそれぞれ選ばれました。土家選手は準決勝・愛知県戦で28得点、決勝・埼玉県戦も15点を挙げ、エースとして活躍。ハンドリングやシュートなどの基本技術が備わっており、思い切り良いドライブで観客を魅了していました。一方、奥山選手は180cmの高身長であるとともに、ドリブルや外角シュートも得意であり、1回戦・秋田県戦は3Pシュートを決めています。
将来が楽しみな選手が多くいたジュニアオールスター。自分のプレイを発揮できた選手、出来なかった選手といたと思いますが、この経験を糧に今後の成長が楽しみです。
まもなく新学期を迎える中学生たち。2年生になる選手たち、そして新入学する1年生は来年のジュニアオールスターへの参加資格があります。各地のオールスター選手としてジュニアオールスターへ参戦することを楽しみに待っています。
■最優秀選手
【男子】岡山県 #4 土家 大輝選手
【女子】神奈川県 #15 奥山 理々嘉選手
■大会優秀選手
【男子】
岡山県 #4 土家 大輝 選手
岡山県 #10 勝部 珠莉輝 選手
埼玉県 #15 杉山 碧 選手
愛知県 #8 山崎 凜 選手
大阪府 #4 古橋 正義 選手
【女子】
神奈川県 #14 モハメド 早野夏 選手
神奈川県 #15 奥山 理々嘉 選手
埼玉県 #9 中澤 梨南 選手
東京都A #15 エゼンバ 織沙 選手
宮城県 #6 今野 紀花 選手
また、連日たくさんの方が会場に足を運んでいただき、3日間で約13,000人のご来場がありました。さらには、東日本大震災復興支援として開催した今大会では、会場内で募金活動を実施し、たくさんのご協力をいただきました。本当にありがとうございました。