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2020年度バスケットボール授業研究会開催報告 (2 月14日開催分)
2021年2月25日
パネルディスカッションの様子
当協会では、2 月14日 (日) に2020年度バスケットボール授業研究会を開催いたしました。
学校体育において、バスケットボールは比較的人気のある種目だと考えられていますが、バスケットボールの授業をすることに苦手意識をもっている教員の方も数多くいると言われています。そこで、バスケットボールを指導しようとする教員の方が自信をもってバスケットボールの授業に取り組むことができるきっかけを提供することを目的として本研究会を開催しました。そのことによって学校体育におけるバスケットボール授業の質向上を図り、より質の高いバスケットボールを児童・生徒・学生に提供し、バスケットボールの普及を目指すものです。
今回は、オンライン (ZOOMウェビナー形式) での開催となりましたが、当日は340名近い方に参加いただきました。バスケットボールの授業に取り組む教員の方だけでなく、バスケットボールのコーチングに活かせそうだという理由で参加していただいた方も数多くいました。
研究会では、まず、小学校、中学校、高等学校、大学の各教育現場でバスケットボールの授業実践を行っている 4 名の講師に登壇していただき、バスケットボールの授業の実際と課題について実践報告がありました。それぞれ、バスケットボールの楽しさを味わう体育の学習、ルールの工夫、男女における授業内容の違いと工夫、3×3 の授業展開など、独自の視点で実践報告がされました。そして、パネルディカッションはでは、他の講師の実践内容を聞いた感想、校種や発達段階による授業内容の違い、参考にしたい実践内容などについてディスカッションが行われ、参加者からの質問も受け付け、質問に対する回答を行いました。
参加者からは、
・ 校種が違う実践内容を聞く機会は今までまったくなく、それぞれのカテゴリーの話が聞けたことは本当に貴重な体験となった。
・ ルールやボールの工夫など、新しい発見があった。
・ 各発達段階に応じた指導がわかった。
・ 大学まで考えた時、小学生段階でルールにこだわりすぎる必要性がない事を改めて感じた。
・ 楽しくバスケットボールが好きになれるような工夫や指導をしていきたい。
などの感想が寄せられました。
今回の研究会には数多くの方に参加していただきましたが、JBA ではさらにより多くの方に研究会の内容を観ていただきたいと考えています。以下のリンクから研究会の内容を観ることができますので、個々に利用していただくとともに、広くバスケットボールの授業実践に興味関心がある方に紹介していただければと思っています。
○「2020年度バスケットボール授業研究会動画」はこちら>>
また、研究会の中では回答することができなかった質問について、講師のみなさんに協力いただき回答を作成しました。全ての質問にお答えしているわけではありませんが、こちらの質問と回答もご活用いただければと思います。
○「2020年度バスケットボール授業研究会 参加者からの質問と回答」はこちら>>
今回の研究会は、バスケットボールの授業を実践しようとする教員の方を主に対象としたものでしたが、バスケットボールを指導する、より楽しくより質の高いバスケットボールをプレーヤーに提供するという意味では、教員の方もコーチも違いはないと感じています。
JBA では 、そういった教員やコーチが学び続けることができる環境を今後も構築・提供していきます。今後とも皆様のご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。