公益財団法人日本バスケットボール協会

　3×3日本代表は直前合宿を終え、本日3月26日(水)に「FIBA 3×3アジアカップ2025」の開催地であるシンガポールへ出発。本日より予備予選がスタートしており、日本は女子が3月28日(金)、男子は3月29日(土)にそれぞれ予選プールの2試合が待っています。4つの予選プールはいずれも3チーム総当たりで争われ、上位2位以上の8チームが3月30日(日)の決勝トーナメントへ進出します。

■予選プール試合日程（※日本時間）
【女子】3月28日(金)
16:20 日本 vs シンガポール
21:40 日本 vs 予備予選C/1位

【男子】3月29日(土)
15:30 日本 vs 予備予選C/1位
20:20 日本 vs オーストラリア

3月30日(日) 決勝トーナメント

　3×3女子日本代表は4人全員（高橋芙由子選手、鶴見彩選手、野口佑季選手、西ファトゥマ七南選手）が初選出。所属チームでFIBA 3×3 Women’s Seriesなどへの出場経験ある選手がほとんどですが、その中において野口佑季選手（boldiiies）だけは初の国際試合に挑みます。「はじめて日本代表に選ばれてすごく緊張していますが、自分の強みであるアグレッシブなディフェンスをしてがんばっていきたいです」と意気込みを語ります。

　西ファトゥマ七南選手（早稲田大学）は日本代表としては初選出ですが、昨年はFIBA 3×3 U23ワールドカップ2024をはじめ、アンダーカテゴリーの大会で経験を積んできました。日本代表として臨むFIBA 3×3アジアカップ2025へ向け、「日本はどのカテゴリーでも足を使った機動力あるプレーと、2ポイントシュートは通用すると思っています。特にこのチームは全員がそれをできるので、良いプレーをたくさん出せるようにしていきたいです」と長所を伸ばして勝機を見出します。

　3×3男子日本代表の小澤崚選手（ALPHAS）と仲西佑起選手（UTSUNOMIYA BREX）は、2023年にFIBA 3×3アジアカップへ出場。一方、出羽崚一選手（SHINAGAWACC WILDCATS）と井後健矢選手（SAGAMIHARA PROCESS / HIU ZEROCKETS）は、はじめて日の丸を背負って国際舞台に立ちます。

　選ばれたときの心境について出羽選手は、「すごくうれしくて、SHINAGAWACCのメンバーに『がんばってこい』と背中を押してくれたので、みんなの期待にも応えられるように全力でがんばりたいです」と期待と責任を背負って合宿に参加。同じく井後選手も、「ワクワクするチャレンジができることに喜びを感じています。仲間であるSAGAMIHARA PROCESSやHIU ZEROCKETSのチームメイトからは『本当にがんばってこいよ』と応援してもらったので、全力で戦っていきたいです」と話します。現状のコンディションについて、「120%」と揃って答えたルーキーは気負うことなく、今から大会を楽しみにしていました。

　男女とも3×3を主戦場として経験ある選手たちを選考したメリットとして、「プレーし慣れているからこそ瞬間的なコンビネーションが良い4人です。今までとは少し違ったバスケを見せられると思っています」と男子の中祖嘉人コーチも期待しながら強化しています。「オンコートでもオフコートでも何でも話せるメンバーなのでチームワークは良い」と出羽選手はチーム状況に言及。「声を出すという役割をがんばって全うして、世界を驚かせてやろうと思います」という井後選手がムードメーカーとなり、チームの雰囲気は良好です。男女ともメダル獲得を目標に掲げ、シンガポール到着後は出場チームと実戦形式の強化を行いながら、初戦へ向けてさらに調子を上げていきます。