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バスケットボール女子日本代表 コーリー・ゲインズ 新ヘッドコーチ就任記者会見
2025年2月3日
選手に求めるのは「ハイエナジー」「継続性」「プレーハード」
女子日本代表の新ヘッドコーチに決定したコーリー・ゲインズの就任記者会見が、本日2月3日に行われました。2009年より女子日本代表の強化・育成に寄与し、リオ2016オリンピックと東京2020オリンピックではアソシエイトコーチとして、長年に渡ってサポートしていただいてきました。女子日本代表との深い関わり、WNBA(アメリカ女子プロリーグ)で優勝した功績などを鑑み、ロサンゼルス2028オリンピック出場へ向けた4年間を新ヘッドコーチに託します。コーリー・ゲインズ ヘッドコーチの就任コメントをご紹介します。
※2月末までの男子日本代表活動には帯同し、3月より女子日本代表専任となります。
■女子日本代表 コーリー・ゲインズ ヘッドコーチ
1998年にジャパンエナジー(当時の日本リーグ)の選手として初めて来日したことが自分の人生を変え、第二の故郷だと思っています。2009年には女子日本代表チームのバスケスタイルを変えるために力を貸して欲しいと依頼を受け、アメリカでのワークアウトなどに協力してきました。その縁もあり、今回のヘッドコーチ就任を感謝しています。2009年から女子日本代表のスタンダードを築き、世界から強敵だと認識され、「リスペクト」を受けるチームになりました。しかし、現時点ではスタンダードが少し落ちており、もう一度引き上げていきたいと思っています。その「リスペクト」とは、アスリートとして必ず勝ち取りたい1つの称号です。チームメイトや対戦相手から「リスペクト」を勝ち獲ることができれば、アスリートとしてひとつ認められたことになります。もう一度「リスペクト」を勝ち取ることができれば、大きなことも成し遂げるチームになれると感じています。スタンダードを引き上げ、「リスペクト」を勝ち取るためにヘッドコーチ就任の決断をしました。それは時間がかかることですが、JBAと女子日本代表が一体となって取り組めば、絶対に成し遂げられると思っており、全力で取り組んでいきます。このチャンスをいただき、ありがとうございました。これから大きなことを成し遂げるためにがんばっていきます。
【目指すバスケスタイル】
オーガナイズ(整備)されたカオス。日本の強みはスピードや機動力、シューティングなどの強みを生かしたバスケを目指していきます。
【選手選考の基準】
選手に求めるのは「ハイエナジー」「継続性」「プレーハード」。この3つを持つ選手を探して、これからチームを作っていきます。
【7月のFIBA女子アジアカップへ向けて】
週末に行われた女子ユニバ代表合宿を見学し、楽しみな若い選手もいました。これから選手選考を行っていきますが、FIBA女子アジアカップは結果を求めるのはもちろん、それとともに若い選手をどう融合するかにも重きを置いていきたいです。
■FIBA 女子アジアカップ 2025
【日程】2025年7月13日(日)〜20日(日)
【開催地】中国・深セン
【予選グループフェーズ】
・グループA:中国(4)ニュージーランド(26)韓国(14)インドネシア(52)
・グループB:日本(10)オーストラリア(2)フィリピン(39)レバノン(49)
※()内は2月3日時点のFIBAランキング
https://www.fiba.basketball/en/events/fiba-womens-asia-cup-2025