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男子U18日本代表:日韓中交流会直前合宿レポート「みんな仲が良いのでおもしろいチームになりそうです」馬越光希選手
2024年8月23日
昨年のFIBA U16アジアカップに出場した中村颯斗選手
キャプテンの馬越光希選手
8月25日(日)より韓国・慶尚北道にて開幕する「第32回日・韓・中ジュニア交流競技会」へ向け、男子U18日本代表は直前合宿を実施。昨年の3連勝したメンバーのうち6人が、9月2日からヨルダン・アンマンで開催される「FIBA U18アジアカップ 2024」へ挑む候補選手として選考されました。このチームも同様に、2年後のFIBA U18アジアカップへつなげるため、16歳の選手たちが交流会へ出場します。
水野慎也ヘッドコーチは「今大会を通じて国際経験を積みながら、(アレハンドロ)マルティネスヘッドコーチ率いる男子U18日本代表へ1人でも多くの選手を引き上げられるようにすること」がこのチームの最大ミッションです。そのために成田靖アシスタントコーチは「今、日本でプレーする感覚の高さと上手さは全く通用しない。海外に行ってから準備しても遅いので、練習から相手をイメージしよう」と選手たちに伝え、国際試合へ向けて意識を変えます。
中村颯斗選手(東山高校1年)はインターハイ優勝の成功体験を通じて、「ピックの使い方やシュート力向上など高校で練習してきたことを、海外の選手に対してどれだけ通用するかを試していきたいです」と意欲を見せます。髙橋歩路選手(開志国際高校1年)と本田蕗以選手(福岡大学附属大濠高校1年)とともに昨年のFIBA U16アジアカップへ出場し、「相手はすごく大きく、積極的に攻めてきたり身体をぶつけてきたりしてきました。それに対して引いて逃げないように、自分から逆にぶつかりにいったり、強気でアタックしたりするぐらいのプレーをしなければ勝てません」と国際大会の経験を伝える大事な役割を担います。
今秋よりスペインのZentro Basket Madridへ進む佐藤凰臥選手は、「中国も韓国も大きい選手がいるので、スペインへ行く前にその身長差を実感し、プレーでその差を埋められるように挑戦していきたいです」とこのチャンスを生かします。185cmのポイントガードも国際大会ではさらに大きな相手とのマッチアップとなりますが、「ペイントアタックをしながら相手とのズレを作って、キックアウトから3ポイントシュートを狙うプレーがメインになり、それが決まれば勝てると思います」と良いイメージを持ちながら、仲間と息を合わせることに努めています。
馬越光希選手(中部大学第一高校1年)は、「みんな仲が良いのでおもしろいチームになりそうです」と印象を述べ、キャプテンを任されました。「コーチに求められていることなどを共有し、そのためにもコミュニケーションを積極的に取っています」とチームをまとめます。「アウトサイドプレーや3ポイントシュートを打てるオールラウンダー」が馬越選手の長所であり、大きな相手に通用するかを試す機会となります。男子日本代表の戦い方とこのチームのコンセプトは変わらず、馬越選手もパリ2024オリンピックを見たことで、「河村(勇輝)選手がペイントアタックしてズレを作ってから、渡邊雄太選手の3ポイントシュートなどチームワークで崩して得点につなげていたプレーを盗んで、この大会でチャレンジしていきたいです」と良いイメージを持って大会へ臨みます。
8月24日には派遣される他競技の選手たちと一緒に日本代表団結団式が行われ、全員揃って開催地の韓国へと出発します。