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男子U22日本代表:ジョーンズカップは開幕5連戦を終え、3勝2敗と勝ち越して休息日へ

2024年7月17日

チーム力で身体能力高いチームから勝ち星を挙げた男子U22日本代表

 「第43回ウィリアム・ジョーンズカップ(以下ジョーンズカップ)」に参戦中の男子U22日本代表は、最初の5連戦を3勝2敗で勝ち越し、明日7月18日の休息日を迎えます。

 開催地のチャイニーズ・タイペイAと満員の会場での開幕戦。気負うことなく、24-19と素晴らしい試合の入りで第1クォーターをリードします。しかし、第2クォーターはチャイニーズ・タイペイAに31点を奪われ、41-50と逆転されます。木林優選手(長崎ヴェルカ)が3ポイントシュート4本を含む28点、渡邉伶音選手(福岡大学附属大濠高校)は13点、16リバウンドとインサイド陣が奮起しましたが、65-85で敗れました。

 結果として20点差がつきましたが、練習どおりのプレーに自信を持って臨んだ2戦目はFuture Sports Basketball Team(アメリカ)に67-63で競り勝ち、初勝利を挙げます。続く、BSBL Guardians(オーストラリア)にも76-65で2連勝。身体能力高い相手に対し、出発前にトム・ホーバスヘッドコーチから「小さくてもチームで戦えば強い」とアドバイスを受けたことを守ってつかんだ2連勝です。

 これまでの2勝は今大会のために集められたチームですが、4戦目はアラブ首長国連邦代表と対戦。今年2月に行われたFIBAアジアカップ2025予選にも出場したメンバーがおり、チームとしては成熟しています。どちらも譲らない展開となりましたが、接戦をものにした日本が82-78で3連勝。黒川虎徹選手(アルティ―リ千葉)の13点、7アシスト、6リバウンドをはじめ、4人が二桁得点をマーク。

 勢いに乗る日本の5戦目の相手はウクライナです。FIBAワールドカップでヨーロッパ大陸のチームに勝利したのは、昨年の沖縄で開催されたフィンランド戦がはじめて。ウクライナも、FIBAユーロバスケット2025予選に出場したチームであり、そこで活躍した選手もいます。第3クォーターまでは、38-42とシーソーゲームが続きます。しかし、最後の10分間で9-21と引き離され、47-63で2敗目を喫し、5連戦を終えました。

 はじめての国際大会に臨む長谷川比源選手(神奈川大学1年)は、「日本でプレーしているレベルとは違い、高さやフィジカルの強さも大学バスケとは違います。その中でも通用するプレーもあるので、コートに出たときには自分の良さを出して活躍できればと思います」と吸収しています。唯一のオフとなる明日はしっかり身体を休め、そしてこれまでの課題を見つめ直し、残る3試合に備えます。

■今後の試合日程(※現地時間)
7月19日(金)13:00 日本 vs Strong Group Athletics(フィリピン)
7月20日(土)13:00 日本 vs Malaysia Harimau Men(マレーシア)
7月21日(日)17:00 日本 vs チャイニーズ・タイペイB