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男子U22日本代表:第2次強化合宿レポート「勇輝さんが前向きに活躍している姿は見ていてとても勉強になります」佐藤涼成選手

2024年7月8日

武藤俊太朗選手は昨年からシューティングガードへコンバート

高校や大学の仲間から世界をイメージしてきた佐藤涼成選手

 「第43回ウィリアム・ジョーンズカップ(以下ジョーンズカップ)」がチャイニーズ・タイペイにて、7月6日より女子から開幕。女子ユニバ日本代表は開催地のチャイニーズ・タイペイA(○97-46)、そして同世代のチャイニーズ・タイペイB(○94-42)にいずれもダブルスコアで2連勝し、幸先の良いスタートを切りました。7月13日に初戦を迎える男子U22日本代表は、白鷗大学本キャンパスにて第2次強化合宿を実施。アジア勢だけではなく、アメリカやヨーロッパのプロ選手を抱えるエージェントチームなどとも対戦する男子は、「当然壁にぶつかると思っています」という網野友雄ヘッドコーチも、このタフな大会のコートに立った経験者です。

「相手のレベルを鑑みても、この世代にとっては絶好の成長の場になります。その壁を乗り越えて行く強さを追い求めていきたいです。私自身もそうでしたが、ジョーンズカップを経験して感じるものが多くあります。その後の日常の過ごし方に良い影響を与えられるように、将来の自分たちの目標にしっかりと向かっていくための自覚が芽生えるような大会にしたいです」

 佐藤涼成選手(白鷗大学3年)は、ひとつ上や下の仲間たちがアンダーカテゴリー日本代表として国際大会へ出場し、「自分もずっと出たいという気持ちはありました」と憧れ、昨年ようやく男子ユニバ日本代表に選出。福岡第一高校の先輩であるジャンローレンスJr・ハーパー選手(東海大学4年)ら仲間たちがその経験を還元してくれたことで、「一緒に練習していても吸収できるものがたくさんありました」とイメージできていました。

 実際に世界を相手にし、「バスケは点数を取り合うスポーツなので、シュートの確率が一番重要です。もっと確率良く決める意識を持ち、ブロックされないようにクイックで打つ練習をしています」とこの1年間は個人練習を増やしています。合宿最終日の7月7日はSoftBank Cup 2024の会場へ移動し、みんなで男子日本代表の試合を観戦。福岡第一高校の2つ上の先輩である「(河村)勇輝さんが前向きに活躍している姿は見ていてとても勉強になります」と佐藤選手にとっては最高のお手本です。

 男子日本代表の最年少であるジェイコブス晶選手(ハワイ大学)と一緒に、昨年のFIBA U19ワールドカップに出場した小澤飛悠選手(日本体育大学2年)と武藤俊太朗選手(明治大学2年)、渡邉伶音選手(福岡大学附属大濠高等学校3年)。特に同い年の小澤選手と武藤選手にとっては刺激となり、仲間の活躍を喜びます。5月のディベロップメントキャンプにも一緒に招集され、トム・ホーバスヘッドコーチの練習に参加しました。スモールフォワードだった武藤選手は、1年前からシューティングガードへコンバートし、「午前中のスキル練習でピックの使い方やパスのファンダメンタルを教えてもらったことでプレーに余裕が生まれました」と成長につなげます。

 FIBA U17ワールドカップにも出場し、2度の世界を見てきた武藤選手であり、「絶対的に違うフィジカルの差は日本では感じられない部分であり、学べる機会です」とジョーンズカップも楽しみにしています。同世代で対戦したアンダーカテゴリーとは違い、各国のA代表やプロ選手と対戦しながら、現時点の壁がどれほどの高さなのかを知る機会となります。

■第43回ウィリアム・ジョーンズカップ
会場:チャイニーズ・タイペイ(新荘体育館 Xinzhuang Gymnasium)
日程(※現地時間)
7月13日(土)19:30 日本 vs チャイニーズ・タイペイA
7月14日(日)15:00 日本 vs Future Sports Basketball Team
7月15日(月)15:00 日本 vs BSBL Guardians
7月16日(火)17:00 日本 vs アラブ首長国連邦
7月17日(水)15:00 日本 vs ウクライナ
7月19日(金)13:00 日本 vs Strong Group Athletics
7月20日(土)13:00 日本 vs Makaysia Hariman Men
7月21日(日)17:00 日本 vs チャイニーズ・タイペイB