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3×3トップリーグ担当審判研修会をオンラインで実施

2024年5月17日

当協会(JBA)では、各ブロックから推薦され選考会に合格した審判員を3×3トップリーグ担当審判員としてJapan Tour EXTREME、3×3.EXE PREMIERなど国内トップレベルの3×3大会へ派遣しており、5月1日に3×3トップリーグ担当審判員を対象に3×3 FIBAレフェリーの伊藤亮介氏の進行でオンライン研修会を開催いたしました。

研修会では、シーズンのテーマとして『CLEAN and TOUGH GAME』を掲げ、審判が適切にイリーガルなプレーを判定することで試合を正しく進行し、選手がファウルを受けたように演技したりフロップしたりせずに力強くプレーする試合を目指すことを確認しました。 また、国内外で実際に起きたプレー映像を見ながら判定基準を確認。参加者からは、『プレーヤーが判定とは違う意見を持つことがほとんどだが、審判として自分はこのように見た、外から見るとこう見えるということをしっかりと伝えていくようにしたい』、『ファウルを受けたように欺くプレーや、判定に対する異論表現には止めてもらいたいと伝えること、あまりにも大げさであったり試合を止めたりするものにはルールに基づいてテクニカルファウルを適用することを全審判員で続けていきたい』、『5対5同様トラベリングを正しく判定することを徹底したい。また、その時にクロックがずれていないかもしっかり管理が必要』などの意見が上がりました。

シーズンを通じてトップリーグ担当審判間で定期的なミーティングや情報共有を行いながら、トップリーグにおける判定基準の標準化、さらには国内の3×3審判技術の向上を目指して研鑽を続けていきます。

バスケットボール競技規則ページ
3×3プレーコーリング・ガイドライン20220401

3×3 Japan Tour Extreme
3×3.EXE PREMIER

■出席者コメント:
小出太陽 審判員(新潟県)
今回の研修で従来の判定基準のブラッシュアップに加えてFIBAがPOE(Point of Emphasis:重点項目)として協調しているテクニカルファウルやトラベリングの基準を共有することができ、実際の試合現場で意識すべきことを学ぶことができました。シーズンテーマであるCLEAN and TOUGH GAMEを実現できるように研鑽を積んでいきたいです。

渡邉純 審判員(神奈川県)
「クリーンでタフなゲーム」を実現するために、今シーズンのPOEを的確に判定していくことの重要性を感じました。特にフェイクファウル等を排除していくこと、オフェンスに有利な状況を生むトラベリングをしっかりと取り上げていくことについては、これまで以上に見極めていかなければならないと確認できました。レフェリークルーやTOだけでなく、プレーヤーともコミュニケーションを取りながら、お互いに良いゲームを作っていきたいと思います。