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女子日本代表:OQTまであと6日「今まで練習してきたことを最大限出すだけ」平下愛佳選手
2024年2月2日
FIBAが期待する“ライジングスター”平下愛佳選手
「FIBA女子オリンピック世界最終予選 〜FIBA Women’s Olympic Qualifying Tournaments 2024〜」(以下OQT)の開幕が迫る中、FIBA大会サイトでは『注目を集めるトップ8のライジングスター』を紹介。その一人が、平下愛佳選手(トヨタ自動車アンテロープス)です。
FIBA女子ワールドカップ2022では、チーム最年少20歳で日本代表デビュー。初戦のマリ戦では6本中5本の3ポイントシュートを決め、17点を挙げた華々しい活躍は記憶に新しいです。その後も順調にキャリアを重ねる平下選手が評価され、世界トップ8の期待される新星に名を連ねました。
『走り勝つシューター軍団』を体現する一人であり、恩塚亨ヘッドコーチもFIBA女子ワールドカップを終えた直後、「世界一のシューターになれる」と太鼓判を押します。パリ2024オリンピックへの出場権を勝ち獲るためにも「シューターとして、3ポイントシュートを打つことが仕事だと思っています。どんなときでもシュートを打ち続けることが大事になります」と話し、練習中はコンスタントに決め、調子の良さがうかがえます。
ノーマークを作る技術の向上も見られており、「紅白戦のときも動きながらノーマークを作れていましたし、センターにディフェンスが寄ることで外が空くこともありました。日本のシステムの中で開くことが多くなったと感じています」という平下選手は平行して確率も上がっています。
3ポイントシュートが入れば大きいですが「シュートは水もの」と言われ、なぜか入らない日もあります。また、ライジングスターとして注目を浴びるからこそ、厳しいマークも予想されます。平下選手は“走り勝つ”ことに意識を高く持ち、これまでも取り組んできました。もしシュートが入らなくても、ディフェンスでカバーすることが一番重要です。日本の長所である脚力を使った激しいディフェンスから、速攻に展開するプレーも平下選手の持ち味です。
OQTまであと6日。「ここまで来たら急にうまくなることはほとんどないと思うので、今まで練習してきたことを最大限出すだけです。緊張しすぎないように、これからの数日をがんばっていきたいです」と良いイメージで自信を持って大会に臨めるよう、残る期間で練習を積み重ねます。開催地のハンガリーは、FIBA U19女子ワールドカップ 2019で訪れた地。9位に終わった大会を振り返り、「あのときは負けてばかりいた印象があるので、今度は良い思いをしたいです」とリベンジに燃えています。
■OQT試合日程(日本時間)
2月8日(木)24:30〜 日本 vs スペイン
2月9日(金)26:00〜 日本 vs ハンガリー
2月11日(日)23:00〜 日本 vs カナダ