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女子日本代表:FIBA女子オリンピック世界最終予選まで100日「金メダルを獲るカギになるタフなグループ」恩塚亨ヘッドコーチ
2023年10月31日
積み重ねて来たスタイルが浸透してきた女子日本代表
さまざまな戦略を練りながら準備に勤しんでいる恩塚亨ヘッドコーチ
「FIBA女子オリンピック世界最終予選」(OQT)まで、あと100日。2024年2月8日より女子日本代表はハンガリーで開催されるこの大会へ出場し、男子日本代表に続くパリ2024オリンピックへの出場権獲得を目指します。既報どおり、組み合わせは決まっており、スペイン、ハンガリー、そして11月12日に決まるアメリカ大陸予選で1位通過したチームと同じグループ。上位3チームが、パリ2024オリンピックへの切符を手にします。
この組み合わせに対し、「率直な感想はタフなグループです」という恩塚亨ヘッドコーチ。スペインはFIBAランキング4位、アメリカ大陸予選を1位で勝ち抜いてくるのは同5位のカナダと想定され、同19位のハンガリーにはホームコートアドバンテージがあります(※日本は9位)。恩塚ヘッドコーチは「いずれもフィジカルが強く、戦術的にも長けたチーム。これらを乗り超えていくための強化が、パリ2024オリンピックで金メダルを獲るカギになってきます」と前向きに考えていました。
今年はFIBA女子アジアカップとアジア競技大会へ出場し、いずれも決勝で中国に敗れて準優勝。しかし、恩塚ヘッドコーチは「この2つの大会を経て、どう戦えば良いかが見えてきました」と視界が開けます。FIBA女子オリンピック世界最終予選の突破へ向け、「勝つという論理的な確信を持てるように今は準備しています」という現在であり、100日後が今から楽しみです。
恩塚ヘッドコーチは、「ディフェンスの強度、カウンター1on1のチャンスをしっかりと取りに行くこと、良いポジションを毎回必ず取りに行くことが必要になります」と、女子日本代表のコンセプトを突き詰めていきます。2021年9月のFIBAアジアカップから「積み重ねはできており、選手たちも日本のスタイルを把握してきた感じがします」と恩塚ヘッドコーチも手応えを感じていました。
現在、候補となる選手たちはWリーグで活躍しており、恩塚ヘッドコーチも会場へ足を運んで選手選考を行っています。同時に「日本の強みをいかに発揮し、日本の弱みをいかに出さずに戦えるか」をテーマにさまざまな戦略を練り、そこからブラッシュアップしながらオリンピック出場権獲得、その先にある金メダルの目標に向かって準備を進めています。