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女子日本代表:アジア競技大会 予選グループ[第3戦]日本 96-59 フィリピン「走って得点を決められた自分らしいプレーができた」平下愛佳選手
2023年10月2日
恩塚亨ヘッドコーチは先手を取ることをテーマに、第1クォーターから圧倒
ディフェンスから走って攻撃に参加する平下愛佳選手
「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」における予選グループ最終戦を迎えた女子日本代表。3つの予選グループに分かれていますが、出場全12チームの戦績ならびに得失点差で順位が決まる今大会。どれだけ点差が開いても、最後のブザーが鳴るまで得点を狙っていったのも、1位通過を目指していたからです。
ともに負けなしのフィリピンと対戦し、96-59と37点差をつけて3連勝。この結果により得失点差+171とし、中国に9点差上回った日本が予選トップ通過を果たしました。10月2日(月)21:00より行われる準々決勝の相手はインドネシア(予選8位)です。
この試合で3ポイントシュートを4本、2ポイントシュートは5本すべて成功させ、26点を挙げた平下愛佳選手(トヨタ自動車アンテロープス)。「自分の仕事はシューターなので、シュートを打つことを意識していました。3ポイントシュートだけではなく、ディフェンスから速攻でしっかり走って得点を決められたのは、自分らしいプレーができたと思います」と役割を果たします。ディフェンスにも長けた平下選手であり、「相手のシューターにマッチアップすることが多いですが、自分のマークマンには絶対にシュートを打たれない気持ちで守っていました」と話し、攻守に渡って勝利に貢献しました。
恩塚亨ヘッドコーチは、「フィリピンのスピードとシュート力に対して、先手を取ることでこの試合を制することができました。ディフェンスで失点を抑えることができたことがその要因です」と、第1クォーターに35-14とダブルスコア以上の点差をつけることに成功。しかし、第2、第3クォーターはいずれも3点差と点差を開くことができません。その点について恩塚ヘッドコーチは、「相手がマンツーマンのときは良い選択をして良いシュートを決められていました。しかし、ゾーンディフェンスになると迷ってしまい、そこからリズムが悪くなったのは課題です」と話し、相手のレベルが高くなる今後へ向けて修正点を挙げました。
予選グループが終わり、8強が出揃いました。今年7月2日のFIBAアジアカップ決勝にて2点差で敗れた中国とは、今大会もお互いに勝ち進めば最後に対戦することになります。準々決勝で日本はインドネシアと、中国はチャイニーズ・タイペイと対戦します。
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