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FIBAワールドカップ2023[予選グループE/第2戦]日本98-88フィンランド:6215日ぶりに世界戦で勝利!「これは男子日本バスケにとってすごく大きな一歩」富樫勇樹キャプテン | 一覧へ | FIBAワールドカップ2023:「チームに流れを持って来られなかったのが本当に悔しい」河村勇輝選手 |
FIBAワールドカップ2023:本日第2戦はフィンランドと対戦「3ポイントシュートが入れば勝てるという共通認識」比江島慎選手
2023年8月27日
ドイツ戦の後半同様の戦い方を求めるトム・ホーバスヘッドコーチ
勝利のカギを握る3ポイントシュート
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」は3日目。出場32チームがすべて初戦を終えました。沖縄ラウンドも第2戦がはじまり、グループEの男子日本代表は21時10分よりフィンランドと対戦します。
どちらも初戦で敗れ、初勝利を目指す両チーム。フィンランドはオーストラリアに72-98で-26、日本は63-81でドイツに敗れて-18。順位決定は勝率の次に得失点差で比較され、日本は現在3位でフィンランドよりも上位にいます。26点差をつけて勝ったオーストラリアも、ブザーが鳴る最後の瞬間まで得点を狙っていました。比江島慎選手(宇都宮ブレックス)は、「アジア1位になるためには得失点差も大事になります。本当に1分1秒を無駄にしないよう、そこを意識しながら戦っていかなければなりません」というのがFIBA公式戦です。
ドイツの起点となるデニス・シュルーダー選手(トロント・ラプターズ)はポイントガードでしたが、フィンランドは213cmのラウリ・マルカネン選手(ユタ・ジャズ)が中心のチーム。トム・ホーバスヘッドコーチは「ディフェンスのプランが変わり、そこに対してゲームプランを考えます」と対策を練ります。
2021年7月に沖縄アリーナで行われたフィンランドとの強化試合に比江島選手も出場し、渡邊雄太選手(フェニックス・サンズ)の20点に次ぐ、13点と活躍。2人ともその後の東京2020オリンピック、2019年FIBAワールドカップ、2016年FIBAリオデジャネイロ オリンピック世界世界最終予選に出場した経験を持ち、世界の壁に阻まれ、悔しい思いをし続けてきました。
「しっかり3ポイントシュートが入れば勝てるという共通認識があります。これまでとは、そこが違います」と比江島選手は力を込め、このチームに手応えを感じています。
「どのチームが相手でも、しっかりと戦えている時間帯はありました。実際、フランスにもスロベニアも、ドイツにも5〜10分間だけ相手にペースを持って行かれてしまって敗れました。でも、その時間帯以外は本当に戦えている自信をみんなが持っています。バスケは流れのゲームであり、どうしても相手に流れが行ってしまう時間帯はあります。でも、その流れをしっかりと断ち切ることができた部分もドイツ戦ではありました」
渡邊選手は「高さで負けるのはしょうがないので、運動量と速さで自分たちは勝負するしかないです。もう3ポイントシュートを決められるかどうかであり、個人的にドイツ戦の前半はチームに迷惑をかけてしまいましたが、シュートはしっかりと自分のリズムで打てていました。あとは自分が決めきれるかどうかで、日本のチームを勝たせられるかどうかが関わってくると思います」と言うように、日本のスタイルは発揮できています。
ホーバスヘッドコーチは「ドイツ戦の後半同様、フィジカルに戦うこと。フィンランドは速いペースもあり、しっかりと自分たちのバスケができれば80〜90点台になってもおかしくないです」とシミュレーションし、フィンランド戦に臨みます。