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男子日本代表:Window6(高崎アリーナ)まであと6日「これまで以上にチームを引っ張ることを意識しています」西田優大選手

2023年2月17日

FIBAワールドカップへ向けてレベルアップを図るトム・ホーバスヘッドコーチ

代表経験を積み重ねる西田優大選手はリーダーシップを発揮

 「FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選 Window6(以下Window6)」は群馬県・高崎アリーナにて、2月23日(木・祝)15:00からイラン戦(日本テレビ系生放送/DAZN・TVerにてLIVE配信)、26日(日)14:05よりバーレーン戦(テレビ朝日系列生放送/DAZN・TVerにてLIVE配信)が行われます(※チケット完売)。20名の日本代表候補選手を招集し、メンバー選考を兼ねた直前合宿を行っています。Window6へ向けたヘッドコーチならびに選手たちの思いをご紹介します。

■トム・ホーバスヘッドコーチ
若い選手4人をディベロップメントキャンプから選びましたが、フィジカル面は全然問題ありません。ひとつは経験をさせたいこと、もうひとつはメンタル面で男子日本代表レベルでできるかどうかを挑戦させたいと思って選びました。今、みんなはがんばっています。

この合宿の出だしは、これまでと比較すれば遅くなっています。それは天皇杯準決勝(2月15日)があったため、当該チームの選手が遅れて合流したことと、ポイントガードの齋藤(拓実)選手と安藤(誓哉)選手がコンディション不良のために不参加となりました。ポイントガードが少なかったため、これまでは5on5ができませんでしたが、今日の午後からスクリメージを行っていきます。Window6で対戦するイランとバーレーンに勝ちたいのは当然です。

渡辺飛勇選手も合流し、はじめて見た印象は体が細く、まだまだできあがっていないと思いました。(東京2020オリンピック以来の代表合宿であり)私の練習もはじめての参加になるので、しっかり経験させたいですし、彼のプレーを見たいです。ジョシュ・ホーキンソン選手は良いですね。3ポイントシュートもよく入りますし、身長もあり、カッティングも上手であり、真面目な選手です。男子日本代表のスタイルである5OUTオフェンスの動きにも合っていると思い、楽しみです。

昨年のWindow5よりも良いバスケができるようにしたい。それが、今合宿のテーマです。Bリーグ期間中でケガや疲れもありますが、集まった選手たちは強い気持ちを持って練習に励んでくれています。今年8月には本番となるFIBAワールドカップが迫っているので、このWindow6でもしっかりとレベルアップできるようにします。目標は2連勝です。

■西田 優大選手(シーホース三河)
まずしっかりメンバーに残ることがこの合宿の目標です。その中で僕や富樫選手、河村選手をはじめ、長い間トムさんと一緒にバスケをしてきたメンバーも多くいますが、新しく入ってきた選手もいます。これまで以上にチームを引っ張ることを意識しています。

初戦の相手はイランであり、前回のWindow5では敗れました。次のバーレーンには勝ちましたが、僕自身はそのときのメンバーには入っていなかったので、しっかり2勝を目標にがんばりたいです。

FIBAワールドカップに近づいている雰囲気は、この合宿をしていても少しずつ出ていると感じます。でも、新しいメンバーも招集されているので、これまで日本代表に選ばれてきたメンバーとのギャップがまだ少しあります。そこをできるだけ、僕ら経験ある選手が早く解消してあげられるように心がけています。

■金近 廉選手(東海大学2年)
先週のディベロップメントキャンプでは自分としても手応えがあって、合宿が終わった後にトムさんから「来週の男子日本代表合宿にも来て欲しい」と言われました。はじめてプロのトップ選手たちと一緒にプレーする機会をいただき、自分として今後のキャリアにも良い経験になると思っています。

先週から合宿に参加しているので、トムさんのバスケにも慣れている部分も多くあります。ここに集まっている選手は、前回のWiondo5までずっとプレーしてきたメンバーも多いので、自分よりも理解度が高い選手がたくさんいる中で、もっとこのチームにアジャストしていかなければならないと思っています。オフェンスのシステムやディフェンスの考え方をしっかり自分の中で理解して、うまく遂行していくことを目標にしています。

■市川 真人選手(白鷗大学3年)
男子日本代表候補に選んでいただいて光栄ですが、まだ他のセンターみたいにリバウンドがうまいとか、ディフェンスで仕事ができるようなプレーヤーではありません。日本人のビッグマンの中では少ない、3ポイントシュートが打てることには自信があります。自分がどこまで通用できるか、この合宿でも積極的に挑んでいきたいです。

ディベロップメントキャンプでトムさんのバスケを学びました。そのときにはじめて5OUTオフェンスをしましたが、頭を使って考えることが多いです。オフェンスのバリエーションや、考え方の種類が増えたと感じています。自分にとってもすごく良いキャンプでしたし、そこから男子日本代表候補にも選出していただき、かけがえのない時間です。この1週間をもっと大事にして、しっかりと経験を積めるようにがんばっていきたいです。

 明日は比江島 慎選手(宇都宮ブレックス)、細川 一輝選手(三遠ネオフェニックス)、須田 侑太郎選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、安藤 周人選手(アルバルク東京)を予定しています。