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2022年度 JBA 公認 B 級コーチ養成講習会 (第 2 回・熊本会場) 開催報告

2022年10月22日

講習の様子

コーチング実践での振り返りの様子

 当協会 (JBA) では、去る 9 月16日 (金)~20日 (火) の 5 日間、ecowin 宇土アリーナ (熊本県宇土市) において、2022年度第 2 回の JBA 公認 B 級コーチ養成講習会を開催しました。
 コロナ禍での対面研修となり、感染症対策を行いながら開催となりましたが、合計35名の受講者が全国より集まりました。

 B 級コーチ養成講習会では、「主に育成年代 (18歳以下) において専門性の高い指導ができる人材を養成するとともに、都道府県のリーダーとなる人材を養成すること」を目的として実施しています。
 今回、講習会開催期間中に過去最強クラスと報じられた台風14号が接近し、会場アリーナが地域の皆さんの避難所になったり、飛行機の欠航により一部の講師が熊本入りできなかったりと、一部日程の変更やオンライン講習への振り替えなどが必要となりましたが、受講者の皆様にもご理解・ご協力いただき、大きな問題もなく講習会を終えることができました。

●講習の主な内容
・インテグリティの向上
・コーチングフィロソフィー
・スポーツパフォーマンス向上の取り組み
・技術と戦術の遂行能力
・1on1 ペネトレイトの攻防 / シューティングドリルの組み立て
・世界トッププレーヤーのスキル分析
・Pick & Roll オフェンス / ディフェンス
・トランジションオフェンス / ディフェンス
・ポストの攻防
・バックコートのプレッシャーリリース
 
●受講者のコメント
○杉野育実さん / 石川県 / 泉野ミニバスケットボール女子 (U12)

「わたしがこの B 級コーチ養成講習会で学んだことは 3 点あります。
 まず 1 点目は、バスケットボールの戦術、幅広い知識です。シューティングドリルの有効的な練習方法や、PnR (ピックアンドロール) の多様なスキル、ポストの攻防など最先端の考え方を諸外国と比べながら得られる知識はとても有意義なものでした。
 2 点目は、仲間とのコーチング実践です。OPENING-BODY-CLOSING の 3 つの構成の中で、選手にインプットさせるだけでなく、気付きや学びを引き出し、深く定着させるといった実践の経験は大変貴重でした。また、他カテゴリーや B リーグユースで行われている練習を体験できたこともとても大きな学びとなりました。
 3 点目は、コーチングフィロソフィーについてです。指導者として、そして 1 人の人間として、自分がどうあるべきなのか、どうなっていくことが望ましいのか、自分の内面と向き合うことで、これからの指導者としてのライフプランニングを考える良いきっかけとなりました。
 以上のことを、学ぶだけではなく、どうこれから実践していくのか、発信していくのかもとても重要だと感じました。一緒に学んだ仲間やディベロッパーの方々に感謝申し上げます。ありがとうございました」

○武藤海斗さん / 福岡県 / 福岡第一高等学校男子バスケットボール部 アシスタントコーチ (U18)
「私がこの講習会を経て印象に残っているものは、ミニバス・中学生・Bリーグユースといったカテゴリーが異なるコーチの方々と出会えたことです。
 指導内容 (スキル向上、人間性の向上・練習メニュー等) や練習環境 (練習時間・会場管理) について共有したり、各カテゴリーで抱えている共通課題、そのカテゴリーならではの課題等、普段見聞きできないことを共有でき、有意義な時間を過ごすことができました。
 さらに、私が今回の講習会を通して成長しているなと感じたのは、振り返りや反省をしている時間です。コーチデベロッパーの方々から講習をしていただいている時間ももちろんですが、そのインプットしたことを整理し、同じグループの受講生にアウトプットすることで深い学びにつながりました。この講習会での出会いや学びを今後のコーチ人生に活かしていけるよう、努めたいと思います。
 最後に、新型コロナ対策等、講習会の開催にあたりご尽力いただいたコーチデベロッパーの皆様に対し、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます」

※2022年度の JBA 公認 B 級コーチ養成講習会の受講者募集は終了しました。