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第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会(兼 第17回FIBA女子世界選手権大会 アジア地区予選) 第6日目 大会休息日 ハヤブサジャパンは決勝トーナメントへ向けて、調整を実施
2013年11月1日
予選ラウンド全5試合を終えた第6日目の「第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会 (兼 第17回FIBA女子バスケットボール世界選手権大会 アジア地区予選)」は、全チームが休息日。ハヤブサジャパン 女子日本代表チームは、アジアの頂点へ向かってさらに羽ばたくために、その羽を休めています。
予選ラウンド・レベルⅠの最終順位は、1位:日本(5勝)、2位:中国(3勝2敗)、3位:韓国(3勝2敗)、4位:チャイニーズ・タイペイ(3勝2敗)、5位:インド(1勝4敗)、6位:カザフスタン(5敗)。この結果により、11月2日(土)に行われる準決勝の組み合わせは、日本vsチャイニーズ・タイペイ、中国vs韓国に決まりました。
準決勝で対戦するチャイニーズ・タイペイとは、予選ラウンド第2戦で69-57、12点差をつけて勝利した相手。しかし、大会直前に行われた東アジア競技大会で敗れたことで相手に自信を与えてしまったこと、そして昨日の韓国戦を63-58で破ったことでさらに勢いに乗っています。どのチームも決勝トーナメントに向けてコンディションを高めてきたわけで、これからの2試合が本当の戦い。過去の結果にとらわれず、気持ちを新たに目の前の試合に勝つだけです。
ベンチスタートとなるシックスマンとして出場し、「180cmの身長があり、高さのある相手にディフェンスをよく頑張ってくれています」と内海 知秀ヘッドコーチが話すのは#7櫻木 千華選手。日本代表初選出となり、今大会に来る前も不安を抱えていた櫻木選手でしたが、しっかり本番では気持ちを整え、自信を持ってプレイしています。内海ヘッドコーチが期待を寄せるディフェンスについて、「体の当たりが強いので、自分の体格を生かして当たり負けしないことを意識しながら、足を使ってカバーしていこうと思っていました」と、昨日の中国戦を振り返る櫻木選手。5試合の予選ラウンドを戦い終えた感想を伺うと、「これまでベンチスタートという経験があまりなく、シックスマンというのは流れを変える大事な役割であることを経験させてもらっています。スタートで出ているメンバーも責任はあるとは思いますが、同じようにベンチメンバーも次に出ていくという気持ちでベンチにいること、自分がいつでもコートに立てるという気持ちで臨めるていると思います」と話していました。ディフェンスは及第点の櫻木選手ですが、「オフェンスでも、もうちょっと決めて欲しい」とさらに期待を込める内海ヘッドコーチ。櫻木選手も決勝トーナメントへ向けて、「シュートを決めること。ノーマークで打てているので、しっかり決めていきたいです」と意識を高めていました。
櫻木選手だけではなく、ベンチメンバーを含めた12名全員の団結力が予選ラウンド全勝という結果をもたらしています。「試合に出られない選手も、普段の練習から含めてチームが一つになってくれているのが見えてきています」と、内海ヘッドコーチも実感しています。
休息日は、チャイニーズ・タイペイ戦へ向けた練習で汗を流し、しっかり体を休め、気持ちを整えました。あと2試合。準決勝へ向けて、#13大神 雄子キャプテンは、「予選ラウンドは全勝できましたが、毎試合違う戦い方にがあり、勢いのままにいけるとは思っていません。まずは決勝の舞台に立つために、選手、スタッフ含めて全員が立ち向かう気持ちを持ち、しっかり勝ちに行きます」と話し、またチームの司令塔#12吉田 亜沙美選手は「1位通過できたことは良かったですが、明日負けたら意味がありません。もう一度気を引き締め直し、自分たちのバスケットが出来るようにポイントガードである私が流れをつくり、きっちり勝ちたいと思います」と闘志を燃やしています。
チーム一丸となって予選ラウンドの時以上に強いチームとなり、決戦の場に向けて、最終調整を行なっていきます。