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女子日本代表:FIBA女子ワールドカップ開幕戦の相手は世界2位のスペインと対戦『勝つチャンスは絶対にある』トム・ホーバスヘッドコーチ
2018年9月22日
赤穂ひまわり選手やオコエ桃仁花選手ら若い選手が初選出
スペイン戦を行う会場での前日練習
今年4月から強化を続けてきたAKATSUKI FIVE 女子日本代表は、既報どおり出場メンバー12名が決まりました。開催国枠としての出場はまだ確定していませんが、それでも「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018」は東京オリンピックを見据えた前哨戦として捉え、メダル獲得を目指します。
現地9月21日(金)は、開幕戦を行うアリーナにて全チームが前日練習を実施し、最後の調整を行いました。日本の初戦の相手は地元スペイン。日本時間23日(日)4:00よりティップオフ。FIBAランキング2位の強豪チームであり、今シーズンはすでに3試合を行い、全て接戦ながら勝てていません。しかし、トム・ホーバスヘッドコーチは、「開幕戦は大きな試合であり、日本のバスケがしっかりできれば、勝つチャンスは絶対にある」と自信を持っています。これまでの3戦では手の内を明かすことなく、いずれも僅差(第1戦:日本81-87スペイン、第2戦:83-84、第3戦:90-94)で負けたことが自信の裏返しでもあります。
逆に、いずれも終盤までリードしていたのに、逆転負けを喫してしまった部分は若いチームゆえの不安要素です。ホーバスヘッドコーチは、「スペインはベテラン選手が多く、いろんなディフェンスで対策しても経験がある分、相手は打開するための答えを持っています。チームとしての対策はできていますが、個々の経験で対応されるのが難しいです」と話しており、それこそが世界2位の長所です。髙田真希キャプテン(デンソーアイリス)は、「やっぱりリバウンドが課題です。チームで取りに行かなければならず、相手の方が大きいのでしっかりボックスアウトをし、まずは自分のマークマンに取らせないようにし、まわりの選手がしっかり取りきることが大事になります」と勝ち切るための要因を挙げました。
髙田選手とは所属チームが一緒であり、Wリーグではルーキーシーズンを終えたばかりの赤穂ひまわり選手とオコエ桃仁花選手が、初の日本代表入り。「1年目とは思えないようなプレーをしています。とにかく自信を持って、今までやってきたことや自分の持っている力をコートで発揮することが、今後の経験に絶対につながっていきます。遠慮せずに自分のプレーをしっかり出して欲しいです」と髙田選手も期待していました。
開幕戦の相手は世界2位のスペインですが、今月10日には世界No.1チームのアメリカと対戦済み。「前半で1点リードし、そのまま第3クォーター終了時は2点差で勝っていました。しかし、最終クォーターはファウルが増えてしまって、相手に14本ものフリースローを与えてしまって結局は負けましたが、絶対にアメリカも驚いたと思います」とホーバスヘッドコーチは振り返ります。長岡萌映子選手(トヨタ自動車アンテロープス)も「あのときのアメリカはまだメンバーが揃っておらず、反省点も多くありましたが、それでもアメリカと戦えたことが自分たちの財産になり、良い経験にもなりました。本番はあれ以上に強くなりますが、それでも途中まで競った試合ができたことは良かったです」と自信に変えて、初戦に臨みます。
予選ラウンドは4チーム×4グループに分かれてリーグ戦を行い、1位通過した4チームが早々に準々決勝進出を決めます。各2位と3位チームは9月26日(水)に8強決定戦を行い、勝ったチームが準々決勝へと駒を進め、その後は最終日まで試合が続き1〜8位まで順位を決めます。逆に言えば、8強に入ることができなければそこで大会が終了となるため、負けられない戦いが続きます。
女子ワールドカップの模様はCS「フジテレビNEXT」、「BS-TBS」にて全試合中継されます。また、「DAZNで」もLIVE配信がありますので、ぜひ世界に挑む女子日本代表の活躍をご覧いただき、日本からもご声援をよろしくお願いします。
■FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018 大会概要
【日程】
2018(H30)年9月22日(土)〜30日(日)
【開催地】
スペイン・テネリフェ
(会場:Pabellón de Deportes de Tenerife Santiago Martin
Palacio Municipal de los Deportes Quico Cabrera)
【出場チーム】 ※16チーム
[グループA] 韓国、ギリシャ、カナダ、フランス
[グループB] オーストラリア、トルコ、アルゼンチン、ナイジェリア
[グループC] 日本、プエルトリコ、ベルギー、スペイン
[グループD] ラトビア、アメリカ、セネガル、中国
【予選ラウンド 試合日程】※日本時間
9月23日(日)4:00 日本 vs スペイン(Santiago Martin Arena)
9月23日(日)21:30 日本 vs ベルギー(Quico Cabrera Arena)
9月25日(火)19:00 日本 vs プエルトリコ(Quico Cabrera Arena)
※本大会の優勝チームは、2020年東京オリンピックの出場権を獲得
※各グループ1位は決勝トーナメント準々決勝(ベスト8)に進出、同2位、3位チームがA-B、C-Dの組み合わせでたすき掛けのベスト8進出決定戦を行う。
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