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ゼビオチャレンジ 「東日本大震災」被災地復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2012 兼 FIBA女子オリンピック世界最終予選壮行試合は3連勝で終了 | 一覧へ | 最終戦となる第3戦 東京大会は、19:00 TIP OFF!! |
ゼビオチャレンジ 「東日本大震災」被災地復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2012 兼 FIBA女子オリンピック世界最終予選壮行試合 第3戦 東京大会
2012年5月22日
ゼビオチャレンジ 「東日本大震災」被災地復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2012 兼 FIBA女子オリンピック世界最終予選壮行試合は、第3戦 東京大会が国立代々木競技場第2体育館で開催されました。
連日、多くのファンの皆様が会場に詰めかけ、そしてハヤブサジャパンへ大きなご声援をいただきまして、ありがとうございました。
最終戦は重たい立ち上がり。0-5とスロバキア代表が先手を取る形でスタート。第1ピリオドだけでターンオーバー8本とミスが多く、ファウルも7回とこれまでの2戦よりも多くフリースローを与え、8-16とスロバキア代表にリードを許して第1ピリオド終了。第2ピリオドに入ると、これまで出場機会のなかった#11橋本選手、#19高橋選手を投入。#19高橋選手はブロックショット、#11橋本選手は相手のドライブのボールを奪い取るスティールを決めてチャンスをつかむと、#21篠原選手のジャンプシュート、#17藤原選手の3Pシュートで得点が動き、最後は#19高橋選手がオフェンスリバウンドをタップで押し込み22-24、2点差に詰めて後半へ。
#12吉田選手、#5髙田選手の連続得点で、26-24と後半開始早々に逆転成功。しかし攻めあぐむ日本に対し、インサイドから攻めたスロバキアが再びリードします。日本は#22長岡選手、#17藤原選手の3Pシュートで追いつくも、ミスから相手に得点を許してしまいなかなかリードが奪えず。第3ピリオド終了間際に#9久手堅選手がスティールから速攻を決め、38-39と1点差として最終ピリオドへ。どちらも譲らず一進一退の攻防でしたが、スロバキアは3Pシュートで得点を挙げ、じわりと引き離します。日本は#5髙田がインサイドから攻めファウルをもらいフリースローで追い上げて、残り1分、54-53で日本1点リード。スロバキアの#10クプチコヴァー選手に決め返され、その後の日本の攻撃はオフェンスファウルで終わり、ファウルゲームで時間を止めます。相手がフリースロー1本を外し、54-56。残り18秒、日本の最後の攻撃は#12吉田選手が、相手を抜き去るドライブインで56-56、同点。スロバキアのラストシュートが外れ、試合は今大会初の延長戦に突入。
延長戦、#18川原選手の3Pシュートで先制するも、両者入れ合いとなり点差が離れず、時間が進みます。#9ヤルチョヴァー選手にバスケットカウントを決められ、1点を追う日本。#12吉田選手のドライブは、ファウルで潰されフリースローを得ますが、1本しか決められず64-64同点。スロバキアのトラベリングで攻撃権は日本に回ってきます。残り14秒、ラストチャンスを任されたのは#12吉田選手。右側からドライブし、ダブルクラッチで相手をかわしたシュートはネットを揺らしブザービーター。最終戦は接戦の末、66-64で日本が勝利し、3連勝で世界最終予選壮行試合は終了。今日の試合はケガで調整している選手を除き、全選手が出場しチーム全員で勝利を呼び寄せました。
試合後は恒例、ファンの皆様へのご挨拶。今日は大神キャプテンより内海ヘッドコーチにバトンタッチ。「6月下旬にロンドンオリンピック世界最終予選の大事なゲームがあります。ロンドンオリンピック出場を目指し、皆様の声援を胸に頑張ってきます。3試合ともたくさんのご声援をありがとうございました。」と、内海ヘッドコーチよりファンの皆様へご挨拶。
記者会見での内海ヘッドコーチは、「昨日は良い滑り出しでしたが、今日はたくさんの課題が出たゲームでした。世界との戦いではゲームの出だしでのハンデを挽回するのは非常に難しいです。これからトルコ遠征に行きますので、しっかり修正していかなければいけません」と反省点を挙げました。
本日13点を挙げた#5髙田真希選手は、「高さで負ける分、リバウンドでのボールの処理が弱かったり、オフェンスでもドライブに行った時にボールを失ったりしましたので、もっと強くプレイしていかなければいけません。内海さんに言われてるように、ファウルをもらいに行くような強さが必要だと感じました」と話し、ラストシュートで勝利を呼び込んだ#12吉田選手は、「1戦目に続いて出だしの悪さが出てしまいました。スタートの5人のせいではありますが、今日は控えの選手が頑張ってつないでくれました。勝つために一人ひとりが役割を果たすことができました。今日は控えの選手に助けられた試合でした」と、それぞれ今日の試合を振り返りました。
最後に大神キャプテンが、「この大会で終わりではなく、ロンドンオリンピックに出場することが当たり前だとみんなで言い聞かせ、必ず皆さんの前で良い報告ができるよう頑張ります」と約束をしました。
ハヤブサジャパンは3日後の5月25日から再び日本を離れ、ロンドンオリンピック世界最終予選開催地のトルコで、ヨーロッパの強豪と対戦してきます。そして、国内合宿を経て最終調整を行い、6月25日から始まるFIBA女子オリンピック世界最終予選(ロンドンオリンピック世界最終予選)の本番へと向かいます。ロンドンオリンピック出場へ向けて、さらなるご声援をお願いいたします。