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「FIBA 3×3アジアカップ2018」大会結果 -男子銅メダル獲得、女子4位で大会閉幕-
2018年5月1日
銅メダルを獲得した3x3男子日本代表チーム
「大会ベスト3」を受賞した鈴木慶太選手(写真左端)
4月29日(日)~5月1日(月)の3日間、中国・深セン市にて開催されていた「FIBA 3×3 アジアカップ2018」は本日、大会最終日を迎え、男子はオーストラリア、女子がニュージーランドの優勝で幕を閉じました。
男女ともにメダル獲得を目指し出場した日本代表チームは、予選リーグをそれぞれC組2位、D組2位で突破し、決勝トーナメント(ベスト8)に進出。ともに準々決勝には勝利したものの、それぞれ準決勝でオーストラリア、中国に敗れ、3位決定戦に回りました。
男子に先駆けて行われた女子3位決定戦でも、日本はオーストラリアに敗れ、女子が4位で全日程を終了した一方、その直後に行われた男子3位決定戦では、日本がニュージーランドとの激戦を21-20制し、銅メダル獲得を果たしました。また、男子日本代表チームから、鈴木慶太選手が「大会ベスト3」に選手されました。
■FIBA 3×3 アジアカップ2018 大会結果
【大会概要】
大会名: FIBA 3×3 アジアカップ 2018
日 程: 2018(H30)年4月29日(日)~5月1日(火)
開催地: 中国・深セン市
(会場:Nanshan Culture & Sports Center)
出場チーム:男子21チーム、女子18チーム
※一部チームは予備予選から参加。本戦予選ラウンドには男女各16チームが出場する。
【最終順位】
<男子>
優勝:オーストラリア
2位:モンゴル
3位:日本
(備考:#7鈴木慶太選手が「大会ベスト3」に選出)
<女子>
優勝:ニュージーランド
2位:中国
3位:オーストラリア
(※日本の最終成績は4位)
※男女の大会記録詳細(予選ラウンド星取表、決勝トーナメント勝ち上がり表)は下記「ダウンロードページ」をご参照ください。
【JBA 三屋 裕子会長コメント】
「過日の今大会へ向けた日本代表チームのお披露目会見の席上、男女ともにメダル獲得を目標に掲げましたが、男子が見事に目標を達成し、銅メダルを獲得したことを、非常に嬉しく思います。
男子の決勝トーナメントは、日本にとって体格的に不利な大型チームを相手に、準々決勝から3位決定戦までをわずか1日でこなす消耗戦でしたが、そのなかで結果を出してくれたことは、6月のワールドカップ、そしてオリンピックへ向けて、着実に前進していることの証だと思います。
女子も、メダル獲得にこそ至りませんでしたが、4位と健闘しました。先日もお話しさせていただいたとおり、3×3の本格的な強化活動はスタートしたばかりであり、今後の取り組みこそが肝心です。
男女ともに、今大会を第一歩として、2020年東京オリンピックへ向けて強化に努めていきます。ファンや関係者の皆様には、今後とも3x3を一層ご注目いただくとともに、日本代表チームへのご声援をお願いいたします」
【FIBA 3×3アジアカップ2018 日本代表チーム 長谷川 誠 コーチ コメント】
「メダル獲得を目標とした今大会。男子は銅メダルを獲得し、目標を達成できたことを嬉しく思います。課題もたくさん見つかりましたが、今後の成長につながるメダル獲得だったと言え、よい大会になりました。
一方、女子はメダルに届かず残念ではありましたが、始動から短い合宿期間のなか、また1日3試合という体力的にも厳しいスケジュールのなかで、ベテランたちがよく戦ってくれたと思います。
大会に向けてご支援いただいた皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました」
【FIBA 3×3アジアカップ2018 男子日本代表チーム #1 野呂 竜比人 選手コメント】
「皆さん、応援ありがとうございました。メダルを取って日本に帰るという強い思いによって、銅メダルを取ることができました。今回は“勝たなければならない”というプレッシャーも正直ありましたが、最終的にはいい結果につながったと思います。次は金メダルが取れるように、また新たな気持ちで練習に取り組んでいきたいと思います。皆さん、ぜひこれからも引き続き応援していただけますよう、よろしくお願いします。本当にありがとうございました」
【同 #7 鈴木 慶太 選手コメント】
「まずは応援してくださった皆さん、ありがとうございました。これまでの合宿など、代表活動をサポートし、環境を整備してくださった多くの方々にも感謝しています。
3×3が競技として生まれたころから関わっている者として、国際大会初となるメダルの獲得は素直に嬉しいです。ただ、目標はまだまだ先にあります。この結果に満足せず、これからも努力を重ねていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。
大会ベスト3の受賞は大変嬉しく、誇らしいものですが、チームに関わる全員のおかげだと思っています」
【同 #3 小松 昌弘 選手コメント】
「昨年(10月のアジアカップで結果を残せず)悔しい思いをした分、今回は負けられないと思っていました。今回メダルを獲得できたのは、チームメイトやスタッフ、そして応援してくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
ただ、反省点があるのも事実で、あと一歩のところで勝利を逃した準決勝(オーストラリア戦)のような展開にならないよう、日々の練習から改めて頑張っていかなければならないとも感じました。3×3がもっとメジャーになるよう頑張りますので、これからも応援してください」
【同 #91 落合 知也 選手コメント】
「皆さん、応援ありがとうございました。皆さんの応援なくして、この銅メダルはなかったと思います。そして、3×3がバスケットボールの種目としてスタートした当初から、3×3をサポートし続けてくださった方々にも、心からの感謝をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。
ただ、今大会でメダルを獲得できたことは嬉しいですが、ここからが本当の意味でのスタートです。海外での試合経験をさらに積んでレベルアップし、次は金メダルを獲得できるよう、より一層3x3に向き合い、準備していきます。
ファンや関係者の皆さまには、今後とも引き続き、応援・サポートをいただけますよう、よろしくお願いします」
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【FIBA 3×3アジアカップ2018 女子日本代表チーム #45 立川 真紗美 選手コメント】
「皆さん、たくさんの応援をありがとうございました。女子チームは今大会、優勝という目標を掲げていましたが、その目標を達成できなかったばかりか、決勝に進むこともできず、本当に申し訳なさと悔しさで一杯です。
ただ、大会直前の合宿のみで大会に向かうという強行軍ではありましたが、そんななかでもチームメイトやスタッフと密にコミュニケーションをとりながら、ケガもなく、1試合1試合ごとに成長を感じながら最後まで戦いぬけたという点では、3×3女子日本代表チームにとって、非常によい経験ができたと思います。
日本が世界で戦っていくためには、これからもっともっと女子の3×3を日本国内で認知していただき、競技者を増やし、レベルアップを図っていかなければなりません。私たちもその一助となれるよう、3×3を盛り上げていきたいと思います。
東京オリンピックに向け、やれることはまだまだたくさんあります。これからも引き続き、応援よろしくお願いします」